起業家たちの「頭の中」

div代表取締役の真子就有

卒業生10000人超、満足度99%を誇り、プログラミング教育の市場を牽引するテクノロジースクール「TECH::CAMP」。同サービスを提供するdivの代表取締役・真子就有氏は、成長ベンチャー・じげん社の内定者アルバイト時代に起業を決意。その後、世に出したサービスの2度にわたる事業撤退を乗り越え、今のサービスにたどり着いた波瀾万丈な経歴の持ち主だ。

今回は真子氏に、起業家として重要な素養や、テクノロジースクールの未来などをドリームインキュベータの下平将人が聞いた。(全5回)※本記事は2018年6月に掲載したインタビュー記事に加筆・修正を加えております。


プログラミングは国語や算数と同じ、「教養」のひとつ

──日本のプログラミング教育に対する危機感はお持ちでしょうか?

正直、世界に比べてとても遅れていると思います。日本の方は、プログラミングを学ぶことに「短期的な利益」があるかどうかを聞いてくることが多いんですが、プログラミングというのはもはや教養で、すべての物事の考え方のベースになるものであり、母語を学ぶのと一緒だと考えています。

テクノロジーがどのように動いているのか、世の中のアプリやサービスがどのように作られているのかは教養として学ぶべきであり、体験すべきだと思います。アメリカだと「教養としてのプログラミング」が当たり前のように根付いていますが、日本ではまだ「やるべきかどうか」の論調が強い状況です。国語や算数と同じく、教養としてプログラミングが学ばれる世の中が早くくることを願っています。



結果と人の心はコントロールできると思わない方が良い

──在学中起業されている真子さんならではの「学生が起業する時に気をつけるべきポイント」をお教えください。

学生起業家が気をつけるべきポイントは「結果が出るビジネスをやる」ということかと思います。

私は先ほどもお話しした通り、ビジョンありきで事業を考えてしまい、ターゲットは誰なのか、解決すべき問題は何かということを曖昧に考えてしまっておりました。そういう発想は知識量と経験が足りない若手起業家にありがちです。「これならお金を払っていただけるお客さんがいる」と明確にイメージできる事業をやることが重要だと思います。

文=下平将人|提供元=Venture Navi powered by ドリームインキュベータ

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