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英国のエリザベス女王は、EU離脱を記念するブレグジットコインを発行することを承認したと12月21日、ブルームバーグが伝えた。英国政府はこれに先立ち、2度に渡り、ブレグジット記念コインの鋳造を進めていたが、延期により破棄していた。

EU離脱の1月31日の日付が刻印される50ペンスの記念コインは、金と銀、白銅で出来ているという。前回はサジド・ジャヴィド財務相の指揮の下、1000万枚の10月31日の日付を刻印したコインの準備を進めていたが、既に溶解処理されたという。

さらに、その以前にはジャヴィドの前任者のフィリップ・ハモンドの指揮下で、3月29日付けのブレグジットコインの発行計画が進んでいたという。

しかし、3回目となる今回のコインは、ようやく日の目を見ることになりそうだ。12月20日、ボリス・ジョンソン率いる保守党が単独過半数を握る英国下院で、ブレグジット関連法案が可決され、1月31日のEU離脱が確定的になった。

英国の複数のメディアが、10月末の記念コインの予定発行枚数が1000万枚だったと報じているが、これが確定的な情報だったのかどうかは定かではない。

ジョンソン首相は12月12日の選挙で勝利を収めた。保守党にとっては1987年のマーガレット・サッチャー元首相の最盛期以来の大勝となり、議会の過半数を獲得したことで、2カ月以内のEU離脱が可能になった。650議席のうち保守党は365席を確保した。

ジョンソンは勝利宣言で、苦い分断をもたらした3年余りの政治論争を振り返り、「あらゆるナンセンスを終わらせる」と述べた。「1月31日までにブレグジットを実行する」と彼は続けた。

編集=上田裕資

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