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学校には行く。とにかく「いつもどおり」が基本

また私は、1月に入っても学校には休まず行くことを勧めています。休んでも勉強がはかどることはまれです。それどころか、体を動かさないので、却って寝つきが悪く、生活のペースが崩れる恐れがあるのです。

1月中に、埼玉や千葉などの学校を受験した日も、夕方からは塾の授業に参加するとよいでしょう。とくに10日の埼玉、20日の千葉は、リハーサルとしての意味でも受験を考えることをお勧めします。もちろん第一志望にはこだわりつつ、併願作戦は塾の先生とよく相談してください。

すでにお話ししましたが、年が改まる区切りを「セレモニー」として、切り替えのタイミングに利用することもいいでしょう。実際に、年が明けたとたん、「受験生」の顔つきになる子もいます。

科目別、直前対策は?

この時期、過去問の出来にはあまりこだわらず、「傾向をつかむ」程度にとらえてください。

具体的な科目別の50日対策についてですが、社会は基礎の復習を軸に、できればその基礎知識に関連する知識を肉付けして記憶していきましょう。漢字の間違いで失点することがないように確認しておくことも大事です。

算数はとにかく弱点を洗い出して、克服する最後のチャンスです。入試当日まで、計算練習に取り組みましょう。

国語は、同字異音や慣用句、ことわざなどの知識問題や、接続語などを復習しておきましょう。

理科は、各分野を総ざらいして、基礎・基本の問題が確実に解けるよう、最後まで取り組むことですね。

そして前日は、各単元の基本レベルをチェックし直すなど、知識の最終確認や、過去に解いて「正解した」過去問を見直すことによるマインドセットなどにつとめるといいと思います。

家族の関わり方、とくに父親は━━

受験生本人への家族の接し方についてですが、難しいのは、これまであまり積極的に関わって来なかったお父さんの関わり方です。突如やる気になった父親に、この時期、たとえばものすごく近い距離で入り込んでこられると、子供も混乱するものです。客観的な視点で、とはいえあくまでも子供の力を信じつつ、大きな心で接してあげてください。こういう時こそお父さんの広い視野や「包容力」が、ものをいうのです。

兄や姉がいる場合は、それぞれ中学、高校の勉強や部活で忙しいでしょうから、自分の生活を「ふつうに」過ごしてもらえばいいと思います。弟や妹がいる場合、直前の時期には短期的に、友達のうちに預けてもいいかもしれませんね。

文・構成=石井節子

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