会社を辞め、憧れのリモートワークを始める方法

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新たな道を作り上げる上で、規律に加えて重要なのは根気だ。どんなことでもそうだが、その過程には良い瞬間も悪い瞬間もある。だが自分が自分の上司となる以上、こうした感情にも自分で対応しなければならない。

どんな仕事をするかと、必要な自分のスキルを特定したら、次はどこでリモートワークをしたいかと、これにより最終的に達成したい目標について考える必要がある。月額数万円で共有オフィススペースを利用させてくれる企業は無数に存在し、これを利用すれば世界中を飛び回ることもできるが、人脈を構築し、仕事の実績を重ねるまではコストを抑えるのが重要だ。

現代では、テクノロジーの発達によりオフィス勤務がほぼ不要になりつつある。会議はビデオ通話を使って遠隔で行うことができるし、仕事はアップワーク(Upwork)やファイバー(Fiverr)などさまざまなサイトで業務委託として発注・応募ができる。こうしたサイトは、編集やコピーライティング、写真などのスキルを持つ人から、オンラインアシスタントになりたい人まで、ほぼ全ての分野で素晴らしいスタート地点となるだろう。

自分が自分の上司となるとまではいかずとも、どれほどの時間を費やす意思があるかにより、多くの異なる上司の下で働くことができる。

リモートワークには多くの素晴らしいメリットがある。大きな利点は、自分のスケジュールに合った時間で働けることだ。そうすれば家族と過ごす時間が増え、通勤時間が短縮され、休暇をピークの時期以外に取ることさえできる。

しかし、自分のスキルと専門分野を特定し困難な時期でも我慢してやり抜くこと以外にも、リモートワークには難しい側面がある。

まず、リモートワークは孤独を生む場合があり、社会交流が限定されてしまうかもしれない。オフィス環境は時に、気分の支えになる。月曜日に出勤し、興味もないのに同僚の週末の話に耳を貸すような状況も、それが全くなくなると寂しく感じるかもしれない。

独立してリモートワークを本格的に始める前に下すべき重要な決断は、自分の時間を規律正しく管理できるか、そして自分の専門分野で重宝されるようなスキルを持っているかだ。

それができれば、リモートワークのメリットはここに挙げたデメリットを相殺してくれるだろう。ただ、裏に隠れている大変な努力に目を向けず、外側の良い面だけを見てリモートワークに飛びつかないようにすること。

編集=遠藤宗生

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