気の合わない同僚に「ありがとう」と言う3つの方法

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仕事で難しいことの一つは、対人関係だ。強い個性や、自分とは違う時間管理やコミュニケーションの方法、さまざまな職務を持つ人たちと働くことになる。あの人のせいで自分の仕事が増える、あいつは競争心が強過ぎる、自分に敬意を払ってくれない、などと感じると、同僚とうまく付き合えない場合もある。

今年の年末は、親切心を持って、小さなことに対しても感謝の気持ちを示すようにしてみよう。自分と気の合わない人は必ず存在するものであり、完全に理解し合えない人と一緒に働くことは避けられない。難しいことではあるが、素直に受け入れること。

ここでは、同僚に感謝の気持ちを示す3つの方法を紹介する。中には、あなたが抵抗を感じるものもあるかもしれない。

1. 「〇〇がうれしい」と言う

「ありがとうございます」と言わずとも、感謝の気持ちは示せる。自分の仕事を難しくしているような同僚に「ありがとう」と言うのには抵抗を感じるかもしれないし、その状況にふさわしくない言葉かもしれない。

そこで、「〇〇がうれしいです」と言ってみよう。相手の仕事のやり方や貢献を思い浮かべ、あなたがそれを高く評価していることを伝える。相手を褒めそやしたり、過度に称賛したりする必要はない。

たとえ小さなことであっても、自分がその人について評価していることを一つ選び、それを口にしよう。例えば「全ての選択肢を洗い出すために質問をしてくれることがうれしいです」などと言えばよい。

2. 直接交流する

嫌いな同僚がいる場合、その人の近くにいたくないと感じるものだ。そのため、電子メールや電話を使って一定の距離を保ち、できるだけ関わりを減らそうとする。

年末にかけてもう少しだけ努力をし、相手と直接交流するようにしよう。電話をかける代わりにミーティングに参加するようにしたり、オフィスやデスクのそばを通り、あいさつしたりする。

今はテクノロジーによりコミュニケーションが楽になっているが、そうした方法はひとまずやめ、一緒に働く人と直接コミュニケーションを取るように少し努力しよう。人間的な要素を加えること。

テクノロジーによって仕事は楽になるが、最終的に仕事がどれほど楽になるかを決めるのは、一緒に働く人々だ。相手と直接関わり、感謝の気持ちを表明すれば、あなたが困ったときには相手も助けてくれるだろう。

3. 同僚に手を差し伸べ、手伝ってほしいか聞く

あなたの頭痛の種になったり仕事を増やしたりしている人に、助力が必要かどうかを聞くことは、全く気が進まないかもしれない。しかし、あなたの方から手を差し伸べることで、大きな効果が生まれる。例えば「もしよければ、〇〇さんのプレゼンの重要な部分を私の方で見直すこともできるので、教えてくださいね」と言ってみよう。

あまり時間をかける必要はない。協力内容は具体的に伝えること。同僚は、自分を助けるために時間を割いてくれることに感謝するだろう。そうすれば、人々はあなたに話しかけやすくなり、お返しに協力を申し出てくれるようになるだろう。

同僚全員と友達になる必要はないし、好きになる必要もないが、協同することはできる。親切に接したり、感謝したりできる。相手の仕事ぶりを認め、相手と直接対話し、協力することで、今年の終わりには気の合わない同僚に対しても感謝の気持ちを示そう。

編集=遠藤宗生

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