クリスマス市ランキングは今週、ヨーロピアン・ベスト・デスティネーションズ(EBD)により発表された。EBDは欧州委員会(EC)が設立したEDENネットワークと提携し、欧州の文化や観光を推進する組織だ。
ランキングでは、116カ国で約29万人が投票を行い、ブダペストのマーケットが過去最高の3万9448票を獲得した。これまでの最高記録は、2018年にトップとなったクロアチアの首都ザグレブのクリスマス市が獲得した3万8830票だった。
今年、欧州で最も美しいクリスマス市に選ばれた20都市は次の通り。
1位 ブダペスト(ハンガリー)
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2位 ウィーン(オーストリア)
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3位 グダニスク(ポーランド)
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4位 ブリュッセル(ベルギー)
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5位 モンベリアル(フランス)
6位 バーゼル(スイス)
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7位 メッス(フランス)
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8位 クルジュ・ナポカ(ルーマニア)
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9位 ファルケンブルフ(オランダ)
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10位 ノビサド(セルビア)
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11位 トリーア(ドイツ)
12位 プラハ(チェコ)
13位 ゴボーネ(イタリア)
14位 ウィンチェスター(英国)
15位 アミアン(フランス)
16位 ローテンブルク(ドイツ)
17位 ケルン(ドイツ)
18位 ライプチヒ(ドイツ)
19位 ブラチスラバ(スロバキア)
20位 バース(英国)
EBDは「ブダペスト中心部の聖イシュトバーン広場で開かれるこのクリスマス市を訪れれば、クリスマスの魔法に浸ることができる」と評価。「旅行者の間で長きにわたり、ハンガリーで一番美しいクリスマス市と考えられてきており、世界中からの訪問客が温かく心地良い雰囲気に浸り、本物の魔法のような瞬間を体験するために集まっている」とした。
今回は、知名度の比較的低いクリスマス市8つが新たに選出された。オランダ・ファルケンブルフ、英バース、伊ゴボーネ、独トリーア、セルビア・ノビサド、英ノッティンガム、スロバキア・ブラチスラバ、英ウィンチェスターだ。
フランスからは、モンベリアル、メッス、アミアンの3都市が選ばれた。モンベリアルはクリスマスイルミネーションが美しい欧州都市ランキングにも入っている。
ウィーンのクリスマス市は37カ国の旅行客の間で一番人気だった。同市はまた、欧州でも特に安全な旅先としても挙げられている。スイス、ドイツ、ノルウェーの国民の間ではスイスのバーゼルが最も人気のクリスマス市で、スロベニアやクロアチア、イタリア国民の間ではゴボーネのクリスマス市が最も人気だった。
これとは別に、欧州の美しいクリスマスツリーランキングではリトアニアの首都ビリニュスが1位に選ばれている。2位以降はチェコのプラハ、仏ストラスブール、独ケルンが続いた。