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スター・ウォーズ初の実写ドラマ「マンダロリアン」などの話題作を用意したことで顧客基盤を築きつつあるDisney+(DANIEL CONSTANTE / Shutterstock.com)

競争が激化する動画ストリーミング市場において、新たに参入した「Disney+」が急激に市場シェアを伸ばし、ネットフリックスの顧客を奪う見通しであると市場関係者は予測している。

Disney+は割安な料金と、スター・ウォーズ初の実写ドラマとなる「マンダロリアン」などの話題作を用意したことで、着実に顧客基盤を築きつつある。Disney+は立ち上げ初日に1000万人の契約者を獲得したと宣言したが、グーグルが先日発表した今年の検索トレンドでも、Disney+が2019年の急上昇ワード1位とされた。

Disney+はアップルとグーグルのアプリストアにおいても最上位のポジションをキープし、調査企業ApptopiaによるとDisney+のアプリのダウンロード数は公開後の約4週間で、2200万件に達した。さらに、デイリーアクティブユーザー(DAU)は平均で1000万近くに達したとCNBCは報じている。

一方で、ネットフリックスの株価は12月11日以降に2%下落したが、背景にはニーダムの著名アナリストLaura Martinがネットフリックス株を売り評価に格下げしたことが挙げられる。Martinはネットフリックスが月額費用を9〜16ドルのレンジで据え置いた場合、来年は最大400万人の米国人顧客を失うと予測した。

Martinはネットフリックスが競合と同レベルの5〜7ドルのレンジに値下げを行うことを推奨した。

ディズニーの株価はDisney+の始動以来、6%以上の上昇となった一方で、ネットフリックスの株価は同期間で2%以下の上昇だった。また、アップル株は同期間で3%以上値をあげた。投資家の間から厳しい見方が広がる中、ネットフリックスの株価は年初から11%の上昇にとどまった。これは、競合をはるかに下回る水準だ。

ディズニー株は年初から35%の上昇で、プロダクトの売上好調に後押しされたアップル株は、71%の上昇となっている。

ストリーミング市場では新規参入が続いており、競争は激化している。ネットフリックスは長らく、この分野で主導的ポジションをとってきたが、アマゾンのプライムTVやHulu、CBS All Access、アップルTV、さらにDisney+の追い上げに直面している。

さらに2020年にAT&TがHBO Max で、コムキャストがPeacockでこの市場に参入を果たす予定であり、ネットフリックスはさらに厳しい立場に追い込まれる。

編集=上田裕資

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