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2019.12.26

アメックスがスタートアップを“Powerful Backing” 新たなピッチ・コンテストが生み出すイノベーションとは

主催者代表として優勝トロフィーを授与するアメリカン・エキスプレス法人事業部門 須藤靖洋ジェネラル・マネージャー兼副社長(左)と見事なプレゼンを行ったZeBrandのCo-founder、Sales Directorの赤生悠馬(右)。

国際ブランドカードとして世界で信頼されるアメリカン・エキスプレスとコミュニティ型ワークスペースを全国展開するWeWorkが、一風変わったビジネスピッチ・コンテストを生み出した。その限りない熱量と、ダイナミックな化学反応の光景をレポートする。


10月5日、渋谷WeWork アイスバーグにて、スタートアップのためのビジネスピッチ・イベント「Let’s make it happen」の決勝大会が行われた。ただ通常のビジネスピッチの大会とは少し空気が違う。場所柄なのだろうか、張り詰めた雰囲気というよりはむしろ自由でどこか緩やか、参加者は生き生きと戦っているように見える。

この舞台をつくり出したのは、会場となったWeWorkと、カードブランドのアメリカン・エキスプレス(以下、アメックス)のタッグだ。

なぜアメックスは、ビジネス黎明期にあるスタートアップに力を貸したのだろうか。それにはアメックスの歴史を知っておく必要がある。

カスタマーファーストは時代に応じてアップデートする


審査員を務める3社の代表者。左からアメリカン・エキスプレス法人事業部門 須藤靖洋ジェネラル・マネージャー兼副社長、WeWork Japan東日本ゼネラルマネージャー・松尾ポスト 脩平。右 Forbes JAPAN編集長・藤吉雅春。

アメリカン・エキスプレスはエキスプレスという名が示す通り、169年前のゴールドラッシュの時代に運送業としてスタートした。当時の人々が求めていたことに応じ、西部への人や物資の移動をスピーディかつ安全に運ぶサービスを提供したのだ。

その後の、旅行者の利便性を高めたトラベラーズチェックの発行、カード会社への業態チェンジは、すべて同じ動機からきている。

それこそが長い歴史の中で一貫しているカスタマーファースト(顧客第一主義)という姿勢だ。顧客が法人の場合は、彼らのビジネスがより成長するためのサポートを行うことを使命とし、最良の形で成功を後押しする。それが昨年からアメックスが打ち出しているコンセプト“Powerful Backing”である。そのまま日本語にするのは難しいが、“力強く、しかしそっと背中を押す”というイメージだろうか。

さまざまな可能性が広がる現代においては、自らイノベーションを見いだしてビジネスを起こす人が増えている。そうした人々は、オン/オフを区切らずに、自由にやりたいことを創り上げる者たちだ。必要ならば、彼らは旧態依然のビジネスモデルなど、いとも簡単に刷新してしまう。

ビジネスの内容だけでなく、あり方までも発明する企業体こそ、スタートアップなのである。だからこそアメックスは、スタートアップ企業への支援は、従来の企業に対するサポートとは、違う形にすべきと考えた。ビジネスの初期段階から一貫してサポートを続けるという姿勢はそのままに、その手法はスタートアップファーストでなくてはならない。

そこでアメックスはコミュニティ型ワークスペース事業を展開し、数々のスタートアップ企業を入居者にもち、コミュニティが活発に機能しているWeWorkに着目したのだ。

トーナメントで頂上を決するコミュニティ同士の熱い戦い

“Do What You Love(好きなことをしよう)”をスローガンに掲げるWeWorkは全国各地に23拠点がある。その共有ラウンジでは、いたるところで入居者同士がフランクに語り合い、日常的に化学反応を起こしている。通常のシェアオフィスでは考えられないが、自由な雰囲気のなかで、ビジネスに対するポジティブなパッションをぶつけ合えるコミュニティなのだ。このようなピッチ・イベントは、WeWorkの各拠点で入居者の企画として日常的に行われているという。

そのコミュニティとしての可能性を知るにつれ、“彼らのビジネスを成長させるためのBackingができないものか”とアメックスは考えた。

WeWorkの各拠点入居者は、それぞれ自分の所属する拠点に強い思い入れがあるという。では拠点ごとにピッチを行い、No.1を決め、地区ごとで競い合って、日本一を決めるというのはどうだろう?


審査委員を代表して藤吉編集長から講評が述べられた。

そのアメックスのアイデアに、WeWorkも賛同した。2社とも入居者の生の声を生かすことには特にこだわり、より彼ららしいピッチ・イベントとするために、運営にも入居者たちに携わってもらった。こうして「Let’s make it happen」は産声を上げた。

褒賞はただ賞金を出すだけではつまらない。より多くのビジネスパーソンに知られ、ビジネスチャンスを広げられるものがいい。それが「Forbes JAPAN」への記事の掲載だった。

化学反応を起こし、成長するスタートアップが描く未来


決勝を戦ったファイナリストたち。

まずは夏の間に国内の全拠点となる23拠点(開催当時)で代表決定戦が行われた。方法は至ってシンプル。拠点ごとに入居企業同士がピッチに対する評価をして、投票、No.1を決定する。当然、そこではネットワーク力も試されることになる。しかしそれゆえに、選ばれたチームは代表として強力なサポーターを得ることにもなる。

東京、名古屋、大阪、福岡のエリア予選は、拠点の想いを背負った代表チームのトーナメント戦。各代表は各コミュニティの声援を受けながら、ピッチを力強く展開していく。お祭りムードも相まって、イベントのボルテージは上昇の一途をたどっていった。


ZeBrandのプレゼン風景。

準決勝およびこの日の決勝大会と進むなかで、企画内容やプレゼンテーションは驚くほどにブラッシュアップされていった。「次のステージで人が増える、企業が新たに参加するなど、ネットワークが広がりを見せ、ピッチの内容が充実していく光景に胸が熱くなりました」

ステージを見続けてきたスタッフのひと言が、この空間の特別な魅力をよく表していると言えるだろう。


トロフィーにはWeWork入居者が制作したネオンサインが用いられていた。

エリア予選、9月9日の準決勝を経て、この日の決勝ステージにたどり着いた各チーム。もちろんその熱量はどの企業も絶大だ。そしてピッチが終わると、客席にもあちらこちらで化学反応が起き始めた。ビジネスを核に有機的につながる、ひときわ大きなコミュニティが出来上がった瞬間だ。そんななか、見事優勝の栄光を勝ち取ったのは、ブランディングをより身近なものとするサービスを開発したZeBrandだった。後編の記事では、会場を大いに沸かせたZeBrandの魅力にフォーカスする。

そう、ビジネスには、これがいる。
アメリカン・エキスプレス

記事後編はこちら>>>
ZeBrandがグローバルで実現を目指す 誰もがブランディングできる世界

Promoted by アメリカン・エキスプレス / text by Ryoichi Shimizu / photographs by Shuji Goto / edit by Akio Takashiro

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