オーストラリアから始まった、高級時計のプロ中のプロのキャリア

ULYSSE NARDIN Marine Tourbillon


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800度近くの高温で、焼成を何度も繰り返し発色させて作り上げる、美しいグラン・フー エナメルのダイヤル。ユリス・ナルダンは、そのトップアトリエであるドンツェ・カドラン社を傘下に収め、積極的に取り入れる体制を整えている。

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スイス、ル・ロックルの自社工房で製作されたキャリバーは、シリシウムを採用。革新技術とクラシックデザインが融合したモデル。

ULYSSE NARDIN Marine Tourbillon

とくに船が航海する際、方位を確認するために不可欠な精密時計、マリンクロノメーターに力を注いだユリス・ナルダン。このマリーンでは、ダイヤルを伝統的な技法で、稀少な遺産でもあるグラン・フー エナメルで仕上げている。搭載のキャリバーは自社製作「UN-128」。部品の素材にシリシウムを採用し、パワーリザーブは約60時間に及ぶ。6時位置には印象的かつ複雑なメカニズムを持つ、フライングトゥールビヨンが配置されている。

ムーブメント:自動巻き
パワーリザーブ:約60時間
ケース素材:ステンレススチール
ケース径:43mm
価格:324万円
問い合わせ:ソーウインド ジャパン(03-5211-1791)


桃井敦◎ザ アワーグラス ジャパン 代表取締役社長。1988年ザ アワーグラス入社。オーストラリア、シンガポールで販売員として優れた成績を上げ、1996年にはザアワーグラスの日本法人ザ アワーグラス ジャパン設立。2002年には東京・銀座に高級ブランドの時計を取り扱うブティックをオープン。

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photographs by Kazuya Aoki | text by Ryoji Fukutome | edit by Tsuzumi Aoyama

この記事は 「Forbes JAPAN 「スポーツ × ビジネス」は、アイデアの宝庫だ!12月号」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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