ベルリン本拠のスタートアップBoepを創業したのは30歳の医師のMichaela Hagemannだ。彼女は長女を出産後、納得できるスキンケア商品を探すのに苦労したため、赤ちゃん向けの自然派スキンケア商品を開発しようと思い立った。
Boepのプロダクトは化学物質を使用せず、スイスのオーガニックコスメブランド、WELEDAとも比較されている。Hagemannは受賞後、「今後は会社の知名度を高め、より多くの人に製品を知ってもらいたい」と語った。
フォーブスとメディアグループRTLグループが提供する今回の賞は、創業4年のBoepにテレビCMを提供する。「これまでは自己資本で事業を拡大してきたが、その努力が実った。信じられない気持ちだ」とHagemannは話した。
ピッチコンテストの審査員は、オーストリアの通信会社IP AustriaのCamilla Sieversやアクセラレータi5investのシニアディレクターPatrick Prokesch、そしてフォーブスのアシスタントエディターSofia Lotto Persioが務めた。
ピッチコンテストには他にも、自然派コスメ関連の起業家らが参加した。「ジッティ」の創業者のJennifer Baumは、従来のマニキュアよりも体に優しいビーガンマニキュアを紹介した。
「現在、市場に出回るマニキュアの多くには有害物質が含まれているが、今後は自然派マニキュアが注目を集めることになる」とBaumはアピールした。
一方で、Invisibobbleの共同創業者Sophie Trelles-Tvedeは、髪の毛が絡まらないヘアゴムを紹介した。同社のプロダクトは大手コスメショップUltaやノードストローム、Bootsで販売されており、「ドイツ人女性の9人に1人が購入経験を持つ」とTrelles-Tvedeは話した。