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World Restaurant Awards審査員

Mixology Spirits Bang(k)

年末は特に増える、ビジネスやプライベートでの重要な食事のシーン。そんな時に知っておいて損のない、大人な「和」の雰囲気を感じるバーをご紹介。

世界各国を訪れてきた弊誌オフィシャルコラムニストで、World Restaurant Awards審査員も務める仲山今日子が、今年訪れた最新バーの中から3軒を厳選した。


1. Mixology Spirits Bang(k)

日本人としてのカクテルの表現を追求するバーテンダー、南雲主于三氏が去年11月に自身の6店目としてオープンした国産蒸留酒を揃えたバー。伝統的な飲み方が中心の焼酎や泡盛をベースにしたカクテルのアレンジに注力している。

「単式蒸留の焼酎や泡盛は油分が多く、旨味を強く感じます。これまでに40以上の蔵をめぐり、芋や米などの主原料の違いだけでなく、製法などの違いで多様な表情を見せる焼酎・泡盛の特性を学んできた南雲さんの、それぞれの個性を生かしたとっておきのカクテルを楽しむことができます」


フローラルな香りが強い芋焼酎、こちらは数少ない伝統的な手法での製造を続ける中村酒造所のもの。自家製の黒ゴマのシロップとラベンダーのエッセンスを使い、ギムレットをイメージして作った。 

住所:東京都中央区銀座1丁目8-19 12階 PLUSTOKYO内
電話:03-3563-3770
営業時間:18:00~24:00(平日)、~早朝4:00(金・土)
定休日:日曜、祝日

2. The SG Club

オーナーは、世界のバー業界のアカデミー賞とも呼ばれる「テイルズ・オブ・ザ・カクテル」で、世界一のバーテンダーに選ばれた後閑信吾氏

「日本人で一番最初にカクテルを味わったのは、1860年に遣米使節団でNYを訪れた侍だったかもしれない」という仮説のもと、日本と欧米のバーの良いところを融合してオープンさせた。

「地下一階は和風のしっとりとした雰囲気のバー、1階は賑やかに飲めるバーになっています。浮世絵が飾られた店内、化粧室では落語が流れるなど、コンセプトに沿った演出も楽しむことのできる一軒です」


オーナーの後閑信吾氏。1階は昼からカクテルが楽しむことができ、フードやモクテルのラインナップも多い。居酒屋の定番メニューのレモンサワーも、レモンバームやレモンバーベナを使い、上質に仕上げる。

住所:東京都渋谷区神南1丁目7-8
電話:03-6427-0204
営業時間:11:30~2:00(平日、日曜)、~3:00(金・土)※地下1階は18:00~
定休日:不定休
  
3. 櫻井焙茶研究所

元バーテンダーの櫻井真也氏が、「香ばしさは世界に通用する味わい。茶葉の品種だけでなく、コーヒーと同じように焙煎次第で味わいが変わる焙じ茶の魅力を世界に紹介したい」と14年にオープンさせた1軒。

「茶を蒸留酒などで抽出した、18種類の自家製『茶酒(ちゃしゅ)』をベースに、淹れたての緑茶や自家焙煎した焙じ茶などを使ったカクテルをいただくことができます。和菓子とのペアリングで、多様な茶酒の世界を満喫できるカクテルコースもおすすめです」


旨味の凝縮した玉露の一煎目はオリーブ代わりに合間で楽しみ、二煎目をマティーニで楽しむ「玉露マティーニ」。茶の成分で味に厚みの出た茶酒は、和菓子との相性が良い。カフェ利用も可。

住所:東京都港区南青山5-6-23 スパイラル5階
電話:03-6451-1539
営業時間:11:00~23:00 (土日祝日~20:00)
定休日:スパイラルビルに準ずる

オリンピックイヤーである2020年には、各地で新しいビルやレストランがオープン予定。世紀のビッグイベントは、東京のバーにどのようなトレンドをもたらすだろう。

文・写真=仲山今日子

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