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Peshkova / Shutterstock.com

深夜のオフィスビルディングはしんと静まり返っているが、エネルギーの消費は続いている。一部の照明やエアコンのスイッチはオンのまま放置され、コンピュータはアップデートを繰り返している。

英国のスタートアップ、「ザ・コレクティブ(The Collective)」創業者のレザ・マーチャントは、このような無駄を解決するために同社を設立した。先日、ベルリンで開催されたフォーブスの「30アンダー30」サミットで、マーチャントは同社が打ち出すコリビング(共同生活)が人々の暮らしをいかに変えていくかについて語った。

ザ・コレクティブの物件は、住居やワークスペースとして活用されるほか、イベント会場やナイトクラブとして利用されるケースもある

「都市が過密化する中で、フレキシビリティは重要な意味を持つようになる」とマーチャントは続けた。ザ・コレクティブはこれまで10億ドルを調達し、英国やアイルランド、ドイツ、米国などの不動産物件を入手し、コリビング物件に変えている。

コンサルティング企業「Greendesign Africa」CEOのVere Shabaも、マーチャントが提案するサステナブルな建物のアイデアに共感する。同社は環境と共存できるビルの実現に向けてのコンサルティングを行っており、この分野のエンジニアは社会の在り方についての意識を高めるべきだと述べた。

Shabaは「ビルは人々をつなぐ役割を果たすもので、建築家は人間味のあるスペース作りを心がけるべきだ」と考えている。「サステナビリティを単なるバズワードにしてはならない。企業はサステナビリティを、現実的な選択肢として捉えるべきだ」と彼女は続けた。

サステナビリティとコミュニティの大切さを訴えるもう1人の起業家が「Litterati」創業者のJeff Kirschnerだ。Litteratiは都市のゴミ問題をクラウドソーシングで解決するアプリを提供している。

アプリの利用者は、清掃が必要な場所の写真を撮影し、ロケーションデータを添えてアップロードする。そして、ディスカッションを重ねつつ、ゴミ問題を解決していく。Litteratiは個々のユーザーが、どれほどの社会的インパクトをもたらしたかを評価する。

「気候変動の問題は複雑だが、何らかの行動を起こしたいと考えている人は多い。彼らは具体的に目に見える形で、成果を確認したがっている」とKirschner は話した。

Literattiは人々の清掃活動への参加を促し、企業らに現状よりもサステナブルなオペレーションを行うよう、呼びかけていこうとしている。

編集=上田裕資

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