1. 睡眠を十分にとる
米心理学誌サイコロジー・トゥデーによると、睡眠不足は気分に深刻な影響を与え得ることが、これまでの研究から分かっている。十分な睡眠をとらないと、心身の健康は悪化するだけだ。良い一日を過ごせる可能性を上げるため、毎晩早めに就寝すること。
2. 日課を保つ
全米精神疾患連合(NAMI)は、年末の行事が多い時期でも、できるだけ日課を保つことを推奨している。たとえ一部だけだったとしても、日常をできるだけ保つようにすれば、自分が状況をコントロールできていると感じられ、日常が狂い始めてからの不安感も減る。1度の食事だけでもいいので、できるだけ普段の習慣を保つこと。
3. 予算を設定して守る
この時期に生じるストレス原因のうち、最も除去しやすいものの一つは「出費」だ。予算を設定し、それを守ること。大量のプレゼントや高価なものを無理して渡す必要はない。貯金をはたかずとも、大切な人に愛情や感謝を伝える方法はたくさんある。
4. 薬、酒、食べ物に頼らない
この時期のストレスや不安を和らげるとの名目で、薬をのんだり暴飲暴食をしたりするのは簡単だ。だが米政府のメンタルヘルス情報サイト「MentalHealth.gov」は薬や飲食に頼る代わりに、運動や新鮮な空気、瞑想(めいそう)、セラピストとの会話、親しい人と時間を過ごす、息抜きの時間を作る、といったより健康的な方法を推奨している。
5. 気分が良くない日には単調な仕事をする
精神疾患を職場で管理する方法についてまとめたニューヨーク・タイムズ紙の記事では、反復的で単調な仕事は気が乗らない日にとっておき、よりクリエイティブで複雑な仕事は気分が良い日にすることを推奨している。その日の仕事に、誰かに対してアイデアを売り込むことと、スプレッドシートへのデータ入力やラベリングといった単調な作業があるなら、そのうちの退屈な方を、気分がすぐれない日のために残しておこう。こうすれば、つらい時でも仕事を続けられる。