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Dedy Pramu / Shutterstock.com

欧州リトアニア本拠の中古アパレルのEコマースプラットフォーム「Vinted(ヴィンテッド)」が1億4000万ドル(約153億円)の資金調達を完了し、リトアニアで初のユニコーンになった。中古衣料品市場は、世界的に拡大傾向にある。

Vintedは世界最大規模の中古アパレルのマーケットプレイスとされ、直近の調達ラウンドの評価額は11億ドルを突破した。今回の調達はLightspeed Venture Partnersの主導で、Sprints CapitalやInsight Venture Partners、Accel やBurda Principal Investmentsらも参加した。

LightspeedはこれまでStitchFixやSnap、GrubHubらに出資を行ってきた。調達資金によってVintedは欧州市場のオペレーションを拡大し、テクノロジー部門の人員も増強する。

2008年にMilda MitkuteとJustas Janauskaらが創業したVintedは、2500万人の会員を抱え、フランスやドイツ、リトアニア、英国、ベルギー、スペイン、米国などの12ヶ国で展開中だ。現在300人を雇用する同社の収益は、2017年に初めて損益分岐点に達していた。

Vintedは2016年以来、売り手から販売手数料をとることをやめ、会員は無料で出品及び販売が行える。ただし、プレミアム機能は有料で提供している。同社の試算では、欧州の中古アパレルの市場規模は140億ドルという。

同社CEOのThomas Plantengaは声明で次のように述べた。「中古アパレル市場は今、大きな転換点に向かっている。世界中の消費者が買い物に対する意識を高め、新たな選択肢を求めている。セカンドハンドを、ファーストチョイスにする当社の使命に共感してくれる支援者らに、感謝したい」

消費者のサステナビリティ志向の高まりを受け、ここ数年、中古アパレル市場はブームに沸いている。Vintedや競合のDepopらは、手頃な価格で中古衣料のリセールを行うことで、イーベイの売上を奪っている。

一方で米国のTheRealRealやパリのVestiaire Collectiveらは、ラグジュアリーブランドのリセールに特化したビジネスモデルで、規模を拡大している。

同業のThredUpとデータアナリティクス企業GlobalDataの統計によると、衣料品のリセール市場の規模は2023年までに510億ドルに達するという。

編集=上田裕資

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