テクノからチャート、その他の音楽業界に関する執筆を担当。

Photo by Simone Joyner/Getty Images

35年以上のキャリアを持つセリーヌ・ディオンは今もポップミュージックの最前線に居るが、1990年代に大成功を収めた彼女は、他の多くの大スターと同じく、ここ数年はチャートの上位に立つことはなかった。

彼女のアルバムは今でも売れ続けており、巨大なファンベースを保っているが、人気のピークは既に過ぎ去ったかのように思われていた。しかし、そんな「伝説の歌姫」が今週、米国チャートの頂上に復帰した。

ディオンの新作アルバム「カレッジ(Courage)」はビルボード200の最新チャートで1位を記録し、彼女にとって5枚目のナンバーワンアルバムになった。ディオンが前回、トップにアルバムを送り込んだのは、今から約17年前の「ア・ニュー・デイ・ハズ・カム」だった。これほどのブランクを経て、チャート首位を記録するアーティストは非常に珍しい。

ビルボードによると、ディオンは今回のアルバムで、首位獲得のブランク期間として女性アーティストの最長記録を達成したという。これまでの最長記録は、ホイットニー・ヒューストンが1993年の「ボディーガード」と、遺作となった2009年の「アイ・ルック・トゥ・ユー」の2枚で記録した16年4か月だった。

ディオンは90年代に3枚のアルバムをチャート首位に送り込み、2002年の「ア・ニュー・デイ・ハズ・カム」でも1位を記録した。しかし、その後はいくつかの曲を10位圏内に送り込んだものの、首位に立つことはなかった。

女性アーティストとしては最長記録を更新したディオンだが、全アーティストの統計で、彼女以上のブランク期間を誇るのがポール・マッカトニーだ。マッカートニーは昨年「エジプト・ステーション」で36年ぶりにアルバムチャート1位に立っていた。

編集=上田裕資

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