As Mobile Economist at TUNE, I forecast and analyze trends affecting the mobile ecosystem.

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イーロン・マスクが先日発表した、テスラ初の電動ピックアップトラックのデザインに関しては評価が別れている。「サイバートラック」と名づけられたこの車はテキサス州では不人気だ。フロリダやミシシッピ、アリゾナでも評判は悪い。

しかし、米国の西海岸の全ての州で、この車は絶賛されている。カリフォルニア州やオレゴン、ワシントンの人々はサイバートラックを気に入っている。ニューヨークの人々もこの車が気に入ったようだ──。

ここに紹介したデータは、自動車アクセサリーディーラーのPart Catalogが、10万件の位置情報つきのツイートを分析したものだ。

「当社はジオタグつきのツイートを分析し、テスラがサイバートラックを発表して以降の反応を確かめた。10万件以上の投稿に#cybertruckのハッシュタグが添えられていたが、その文面に含まれるI hate it(嫌いだ)、I love it(好きだ)といった文言を分析した結果、州ごとの反応の違いをマップ化することができた」とPart Catalogの担当者は筆者宛てのEメールで述べた。

Part Catalogによると、米国の19州ではサイバートラックを「気に入った」という声が優勢だった。一方で、31州で「嫌いだ」という声が多数を占めた。総じて言うと、ツイッター上では全体の52%がこの車を嫌いで、48%が好きだと答えた。

テスラの新型モデルは、極めて議論の分かれる車となった訳だが、この結果は驚くには値しないだろう。斬新なイノベーションが議論を呼ぶのは当たり前なのだ。

筆者は本日の朝、日産やBMWのデザイナーを務め、現在はメルセデスのコンサルティングを手掛けているFede Ponceに意見を聞くことができた。Ponceはサイバートラックのデザインに感激し、その場で予約を入れたという。

「テスラのやる事はいつだって過激で、人々の好き嫌いがはっきりする。自動車業界のミーティングでまず話題になる事柄を知ってるかい? それはテスラについてだよ」と、Ponceは熱を込めて語り、「ミニマリズムの哲学を実行に移すのは難しいものだ。けれど、それをやってのけたのがサイバートラックなんだ」と彼は続けた。

Ponceはさらに別のポイントについて解説した。「テスラの特徴は単に車を売るだけではなく、エコシステムを構築している点だ。それは充電所のスーパーチャージャーのネットワークだけじゃない。サイバートラックのお披露目にあたり、テスラは広報写真でキャンピング用品を添えて車のイメージを説明した。そこには、この車が打ち出したい哲学や美学が明確にされていた」

Ponceはさらに、「デザイナーとしては、この車は夢のような仕事だと思う」と続けた。

彼の考えでは、他の大手自動車メーカーも今後、テスラと同様なコンセプトに向かうべきなのだという。しかし、自動車産業のメッカであるデトロイトがあるミシガン州において、サイバートラックはかなりの不評だった。

オレゴン州では72%がこの車が好きだと回答し、全米トップだった。そこに続くのはハワイ州で、71%だった。しかし、ミシガン州においてはサイバートラックが嫌いだとツイートした人の割合は、全米で最も高い、71%に達していた。

編集=上田裕資

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