ビジネス

2019.11.27 12:00

IPOラッシュの1年。2019年に上場・上場承認されたスタートアップ16社

Tomohiro Ohsumi/Getty Images

2019年も残り1カ月──。

昨年はメルカリ、ラクスルの上場に沸いたスタートアップ業界だったが、今年はさらに"上場"に沸いた1年だった、と言っていいだろう。特に下半期は"IPOラッシュ"と言えるほど、数多くのスタートアップが上場したり、上場承認されたりした。

今年、上場・上場承認されたスタートアップの顔ぶれとは。今後の成長にも期待が集まる16社を紹介する。

2019年に上場、上場承認されたスタートアップ

スペースマーケット
設立:2014年1月 上場予定日:2019年12月20日
代表取締役社長:重松大輔
空いているスペースを時間単位でシェアできるプラットフォーム事業。個人宅から公共施設まであらゆる空間を、パーティーや会議などの多様な目的に応じて時間単位で貸し借りできるサービスを届ける。2019年時点でスペース掲載数は1万件をこえる。

BuySell Technologies
設立:2001年1月 上場予定日:12月18日
代表取締役社長兼CEO 岩田 匡平
買取・販売の循環を実現する総合リユースサービス『バイセル』を運営。買取事業は着物・切手など高価格帯商材を中心にサービスを展開。全国無料出張査定という手軽さが好評で、月間20000件を超える査定依頼がある。販売事業では、自社ECサイト「バイセルオンライン」やECモールを通じて、着物、ブランド品、毛皮、ジュエリー、時計などの商品を販売。リユース着物では業界最大級となる月間約22000点の商品を出品中。また、全国の百貨店にて催事による対面販売も実施している。

フリー
設立:2012年7月 上場予定日:2019年12月17日
代表取締役社長:佐々木大輔
スモールビジネスの業務効率化を可能にするプラットフォーム事業。ビジネスの開始・運営・強化と各成長段階に適したサポートによって個人事業主から500名規模の法人まで対応し、「会計」「人事労務」「会社設立」と多角的に業務管理サービスを展開する。会計フリーは2018年3月時点で100万事業所に活用されている。

ランサーズ
設立:2008年4月 上場予定日:2019年12月16日
代表取締役社長:秋好陽介
企業と個人をマッチングできるクラウドソーシングプラットフォーム事業。仕事を依頼したい企業とフリーランスや副業として受注したい個人を、6つの事業領域においてパーソナル・オンタイム・効果的にオンラインで紹介・仲介するサービスである。掲載案件は約210万、企業は35万以上にのぼる。
次ページ > 残りの12社は?

文=猪俣由香

ForbesBrandVoice

人気記事