経済・社会

2019.11.30 10:00

LGBT旅行者に友好的な国 首位はスウェーデン、米国は振るわず

毎年夏、北欧に多数の訪問者を呼び寄せるストックホルム・ゲイ・プライド(Oleksii Kondratiev / Shutterstock.com)


LGBTQ+が危険にさらされる国
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米国は先進国としては比較的低い順位にとどまったが、危険な国々よりもはるかに先を行っている。LGBTQ+旅行者にとって危険な国のトップ5は上位からナイジェリア、カタール、イエメン、サウジアラビア、タンザニアだった。

ナイジェリアでは、同性愛は最大14年の禁錮刑に処され、一部の州ではシャリア(イスラム法)に基づき死刑が科されている。また同国では、LGBTQ+の権利に関する議論も違法とされている。

また、2022年にサッカーのFIFAワールドカップ(W杯)が開催されるカタールでは、同性愛行為はシャリアに基づいて1~3年の禁錮刑、むち打ち刑、死刑のいずれかが科される。これにもかかわらず、カタールW杯運営組織の幹部は、LGBTQ+の人々の観戦を歓迎すると発言。一方で、訪問者は「カタールの慣習を尊重しなければならない」と強調している。
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*フォーブスジャパン編集部より補足:日本は「カミングアウトしても非常に安全とは言えないものの、直ちに危険が及ぶわけではないグレーゾーン」の国の代表例として挙げられ、危険度では78位となった。その理由として、日本メディアでのLGBTQ+に対する扱いが肯定的であり、世論調査でも同性婚を支持する人が常に多数派を占めているものの、「大都市以外での法整備の面でまだまだ道のりは長い」と指摘されている。

編集=遠藤宗生

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