内定を受ける前に考えるべき3つの問い

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2. 一日の終わりにどう感じたいか

次の仕事でどのような経験・スキルを得て、進化を遂げたいかを考えたことはあっても、自分が日々どんな感情を抱くかについては考えたことがないのではないだろうか。

私たちは毎日異なる課題に直面するが、毎晩自宅に帰宅するときには、どのような気持ちを持ちたいだろう?

あなたにとって大切なのは、今得ている学びについてわくわくした状態で退社することだろうか? それとも、自分のユニークなスキルが尊重されているとか、進歩を遂げていることに満足している状態? はたまた、まったく別の感情を持ちたいだろうか?

あるいは、毎晩疲労や不満を感じ、無気力な状態に陥っている自分が想像できるだろうか?

内定を承諾する前にこの点を自問すること。そうすれば、その仕事を受けたらどのような感情を持つかを想像するよう自分に強いることができる。

3. 成功をどのように測るか

その仕事での成功をどのように測るかを初めから決めていなければ、その職が自分の最も重要なニーズを満たしているかどうかを知ることはできない。

あなたは自分でも知らないうちに、キャリアに求めるものすべてを同時に一つの場所でかなえられるという無理な期待を持っているのかもしれない。しかし、ニーズとはさまざまな企業文化や仕事を通して満たされるもので、人生の各段階によって合うことと合わないことも変わってくる。

新しい仕事でどのように成功を測るかを知ることで、満足するために必要な最低ラインを決めることができる。キャリアと人生の中でその時にいる場所により、昇進の速さや報酬レベル、公の業績などが「成功」になることもある。あるいは、1週間に4日夕食時までに帰宅することや、仕事以外で情熱を持っていること、年老いた親の介護などによって「成功」を測ることができるかもしれない。

何が成功であるかを明確にするまでは、どのような仕事も受けてはならない。今自分にとって最も重要なものは何かを自問しよう。

この問いに答えたら、その仕事を通してそれを達成できる可能性について考える。さもなければ、重要性が低いものしか得られず、自分が最も求めるものを得られない仕事を受けてしまうことになる。

自分が目指すものと合わない内定を断ることには勇気が要る。内定をもらうと、それを承諾するよう自分を説得したくなるものだが、その衝動に負けずに、しっかりと意識を持って考えよう。

編集=遠藤宗生

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