内定を受ける前に考えるべき3つの問い

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採用面接は、相手から評価されるのと同様に、こちらから企業を評価する機会となる。しかし、これは思うよりも難しいことだ。その職場で満足できるかを考える上では、企業の評判を調べたり、上司との相性を確認したり、社風について質問したりすることが大切だが、自分への問いかけもそれと同じくらい重要だ。

米調査会社ギャラップのアンケート調査では、回答者のうち現在の仕事に満足していて熱心に取り組んでいる人はわずか15%だった。これは、人が新たな仕事に望むものと、実際にその仕事から得られるものの間に大きな隔たりがあることを示している。

それでも人々は、転職のたびに、より自分に合った仕事を見つけようと努力し続けている。米企業の昨年の離職率は平均22%。米従業員の在職期間の中央値は4年ほどで、若い世代ではさらに短い。

あなたも近い将来、今より良い仕事に転職しようと考える可能性は高い。その時が来たら、内定を承諾する前にここに挙げる3つの点を自問しよう。

1. 自分のライフワークに合っているか

仕事とライフワークの間には大きな違いがある。生活費を稼ぐためや、履歴書に華を添えるため、あるいは人の感心を呼ぶ地位を得るために特定の仕事に就くことはあるかもしれない。一方で、ライフワークとは、自分を超えたものだ。

ライフワークは、あなたが世界をより良い場所にするために行うユニークな貢献だ。自分の専門分野に関係することもあるが、家族やコミュニティー、宗教、社会的活動など、より高い目的を達成するためのものとより強く結びついていることもある。

全ての仕事が、あなたにとって最も重要なライフワークと一致している必要はないし、それと近い必要もない。しかし、特定の仕事があなたのライフワークにどのように影響するかは常に自問するべきだ。例えば、次のような点を考えよう。

・この仕事では、将来のアイデアやビジネス、プログラムに投資するための資金をためられるか
・この仕事では、生活の他の側面により力を注ぐための柔軟性が得られるか
・この仕事は、自分の使命だと感じるキャリアに向けたステップになるか
・この仕事では、他者を助けるために必要なスキルを身に付けることができるか
・この仕事は、オーディエンスを拡大する場を提供してくれるか

これらの問いに対する正直な答えを考えれば、自分がより意義のある仕事生活に近づいているかを知ることができる。
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編集=遠藤宗生

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