iPhone 11の「純正バッテリーケース」が実現する驚異の新機能

iPhone 11 Pro Smart Battery Case with Wireless Charging (Apple)

iPhoneの今年の最新モデルは、バッテリー性能が大幅に向上した。アップルによるとiPhone 11 Pro Maxは、XS Maxとの比較で、バッテリーの持続時間が4時間ものびたというが、この端末を発売直後から使用中の筆者は、その性能の素晴らしさを実感している。

筆者は9月から11 Pro Maxを愛用中だが、日中に再充電が必要だったケースは一度もない。そんな中、アップルがiPhone 11シリーズ用の「純正バッテリーケース」を発売すると聞いて、不思議な思いになった。これ以上、バッテリー寿命をのばす必要があるのだろうか、と。

しかし、この純正ケースには大きな強みがある。このケースを装着すると、Qi規格のワイヤレス充電が可能になることに加え、新たな「カメラボタン」が利用可能になるのだ。

この機能はまさに、アップル純正ならではのものだ。カメラボタンを押すと、ロック状態のiPhoneのカメラを瞬時に起動して写真が撮影できる。さらにボタンを長押しすると、ビデオの撮影が行える。

この純正ケースは柔らかなシリコン製で、端末を保護する上でも理想的なものだ。カラーはiPhone 11用がソフトホワイトとブラック、iPhone 11 Pro Max用には、追加でピンクサンドも用意されている。

肝心のバッテリーの持ちについてだが、純正ケースを装着すると、iPhone 11シリーズのバッテリー持続時間が、さらに50%も伸びるという。米国ではこのケースは既に129ドルで発売が開始された(日本では1万4800円)。決して安い価格ではないが、非常に魅力的なアイテムであることは確かだ。

編集=上田裕資

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