対象としたのは、実際に受益者まで資金が届いた寄付のみで、宣言だけされた寄付や、慈善団体に支払われたもののまだ使用されていない寄付は含まれていない。
トップに入った慈善活動家の大半は、米長者番付の上位に入る面々だ。トップ10組中9組、全50組中では39組が今年の米長者番付「フォーブス400」にも入っている。
今年は5年連続でバークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェット会長が1位となり、2位以降はビル&メリンダ・ゲイツ夫妻、マイケル・ブルームバーグ、ウォルトン家、ジョージ・ソロスが続いた。50組の年間寄付総額は141億ドル(約1兆5300億円)に上り、2017年の126億ドル、16年の122億ドルから上昇した。またこの50組が生涯で寄付した額の累計は1730億ドル(約18兆8000億円)を超えている。
ランキング作成に使用したデータの多くは本人やその代理人、寄付の受取人から得ており、参加を辞退した人もいたため、ランキングに入らなかった大口寄付者がいる可能性もある。以下は、ランキングのトップ10組と、それぞれが2018年に行った寄付の総額だ。
1位 ウォーレン・バフェット/34億ドル(約3700億円)
2位 ビル&メリンダ・ゲイツ夫妻/26億ドル(約2800億円)
3位 マイケル・ブルームバーグ/7億6700万ドル(約833億円)
4位 ウォルトン家/5億9600万ドル(約647億円)
5位 ジョージ・ソロス/5億8500万ドル(約635億円)
6位 マーク・ザッカーバーグ&プリシラ・チャン夫妻/4億1000万ドル(約445億円)
7位 ハンスユルグ・ヴィース/4億200万ドル(約436億円)
8位 ジェームズ&マリリン・シモンズ夫妻/3億9700万ドル(約431億円)
9位 ピエール・オミダイア/3億9200万ドル(約426億円)
10位 ゴードン&ベティ・ムーア夫妻/2億9800万ドル(約323億円)