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2019.11.24 15:00

次世代型シェアハウス、バンガローの「共同居住」の魅力

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他人とシェアハウスで共同生活をする「コリビング」を手掛ける「バンガロー(Bungalow)」は11月18日、4700万ドルを調達したと発表した。注目を集めたウーバーやリフトのIPOが低調に終わり、ウィーワークがIPOを撤回するなど、スタートアップの資金調達環境が悪化する中、バンガローは投資家の支持を得ることに成功した。

バンガローは、ウィーワークのように物件のサブリース(転貸)を行っているが、同社の共同創業者兼CEOであるAndrew Collinsは、両社の事業モデルは大きく異なると主張する。

バンガローは、シリーズAのエクテンションラウンドで1500万ドル、シリーズBで3200万ドル、合計4700万ドルをCoatueやFounders Fund、コースラベンチャーズ、A-Rod Corpなどから調達した。これで同社の累計調達額は、6800万ドル(約7.4億円)に達した。評価額は明らかになっていないが、数億ドルに達した模様だ。

Collinsはウィーワークと比較されることを嫌い、「エアビーアンドビーの方が比較対象としてふさわしい。エアビーアンドビーとの違いは、彼らのレンタル期間が短期であるのに対し、我々は長期だという点だ」と彼は述べた。

バンガローは、サンディエゴやニューヨークなど10都市で700を超える物件を管理している。同社は居住者を結びつけるアプリを提供しているほか、ルームメイトのスクリーニングとマッチングを行っている。

「我々は、住宅費の引き下げと、孤独の解消という2つの大きな課題を解決しようとしている」とCollinsは話す。現在、3200人がバンガローの提供する住宅で共同生活を送っている。同社は、今回調達した資金を用いて居住者数を2020年までに1万2000人に増やしたい考えだ。

「カンザスシティのような住宅費が安い地域でも、多くの人が経済合理性や他人との交流を求めてコリビングを選んでいる。米国内でサービスを広く普及させる可能性にとても興奮している」とバンガローの共同創業者兼COOであるJustin McCartyは話す。

競合のStarcityが新たに建物を建てるのとは異なり、バンガローは既存の住宅を使うことで経済性を高めている。同社は家主に支払う金額と、居住者から得る賃料の差額から収益を生んでいる。
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編集=上田裕資

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