在学中にフリーランスで働くべき理由

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3. 仕事の選択肢が広がる

フリーランスや起業は、世界各地の経済で大きな割合を占めるようになっており、米国だけでもその規模は1兆5000億ドル(約160兆円)に上る。専門家の予測では、2020年までに米労働者の43%がフリーランスに関わるようになるともされている。

在学中にフリーランスが継続的に成功するようなら、これを恒久的なキャリアとして選ぶことも検討すべきかもしれない。在学中なら、その道を志すのに必要なもの(時間管理スキル、自制心、十分な収入を得られる可能性、自分の専門分野で生涯にわたり学びを得られること)がそろっているかを確かめるのに十分な時間を取れる。

どこかに就職する道を選んだとしても、その選択肢は自分の経験によって裏打ちされる。

また3つ目の選択肢として、組織に所属しつつフリーランスを続けることもできる。双方で活動しつつ2つのキャリアを比較し、自分のキャリアにとってより良い決断を下すことができる。

4. 困惑や迷いを減らせる

大学生の多くは、自分の専攻分野に取り組み、少なくとも4年を費やしてからキャリアを開始する。その時になって初めて、自分の選択が完全な間違いだったことに気づくのだ。だがこれに全ての時間と金を費やしてきたため、そこで行き詰ってしまう。著名作家のヘンリー・D・ソローが言ったように、その多くは「静かなる絶望」の中で同じキャリアに留まり続ける。

だが少なくとも学生生活の中盤までに、その分野でフリーランスの仕事をし、自分の適性を「試す」ことができていたらどうだろう。自分には合わないと分かれば、専攻を変える機会になる。在学期間が延びるかもしれないが、少なくとも卒業に当たって自分が既に好きだと分かっている仕事を探すことができる。

以上4点が、フリーランスがキャリアに与えうる影響で、どれも重要なものだ。自分が希望するキャリアでのフリーランスの機会があれば、ぜひ挑戦しよう。貴重な経験を得て、スキルを伸ばし、将来キャリアを追求する上で助けとなる人脈も得られるかもしれない。

編集=遠藤宗生

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