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塩田氏:歴史的に見ても日本企業って、「みんなでBEする」ことに集中してたはずだよね。飲み会も社員旅行も盛んだったけど、成果主義を導入して米国経営を真似したあたりから、「みんなでBEする」ことをカットしてしまった印象がある。

石川氏:そうだよね。さらには、SNS経由でもなんでも、24時間ずっとつながれるから、BEでもDOでも、Internal(ひとり)部分がなくなってきているよね。

塩田氏:アカツキの文化の特徴的な部分って、「みんなでBEする」にあるのかもしれないと、今話しながら思ったな。会議は「みんなでDOする」だっていう話だったけど、アカツキの会議って雑談OKだし、経営会議で人生って…って話になるからね。

石川氏:その会議の名前は、経営会議で合ってるのかっていう話はあるけどね(笑)。

塩田氏:アカツキでは雑談で何か気づきを持ち帰って、それぞれの持ち場でDOするっていう感じかな。アカツキの分かち合いは「みんなでBEする」を大事にしてるのかなと思う。

しかも、いま思い出したけど、MBAに入る時の論文は「日本的経営の再復活」だったんだよね。成果主義で切り捨てられたものに、本当は大事なものがあるみたいなテーマ。「みんなでBEする」を大事にしている気持ちが、以前からあったのかもしれない。

石川氏:会社の同僚と飲んだサラリーマンが、帰り道に近所のスナックに行ってひとりでぼーっとするみたいなこと、昔はよくあったよね。それってすごく大事だったんだよね。「みんなでBEした」後に、「ひとりでBEする」時間があったっていうことだから。

とにかくサイクルをまわすことが大事。人は、自分な好きなゾーンにとどまりやすいからね。BEする(Feelする)ことが好きな人はいつまでもぼーっとしていられるし、DOする(Thinkする)ことが好きな人は、因果を捉えていて行動に確信が持てるからやっぱり、DOし続けてしまう。

塩田氏:でもさ本来、人って飽き性だよね。ずっとぼーっともしていられないような気がするけど。

石川氏:そうなんだよね。人は変化がないと飽きるんだよね。どれだけ調子が良くて人生がうまくいっていたとしても、変化がないと飽きてしまう。

塩田氏:変化を少しずつ起こすこともまた、経営者の仕事だよね。善樹くんと話しながら、改めてそう思った。

構成=伊勢真穂 写真=小田駿一

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