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エリザベス・ウォーレン上院議員 / Getty Images

2020年米大統領選に向けた民主党の指名候補争いでトップに立っているエリザベス・ウォーレン上院議員は最近の電子メールで、批判に対する返答として、「私は怒っており、それを堂々と認める」と宣言した。

2017年にはジュリ・ブリスクマンという女性が、自転車に乗りながらトランプ大統領の車列に中指を立てた場面を写真に捉えられ、話題を呼んだ。ブリスクマンは今年、バージニア州の郡政執行官を選ぶ選挙に立候補し、当選を果たした。

ニュージーランドでは最近、ミレニアル世代のクロエ・スウォーブリック議員が議会で気候変動についての発言中にやじを飛ばしたベビーブーマー世代の議員に対し「OK、ブーマー(はいはい、ブーマーさん)」と言い放ち、このフレーズは流行語となった。

怒りはネガティブな感情とみられることがある。人は誰かが怒っていると、居心地の悪い気分になる。怒りを示した人が女性だった場合はなおさらだ。社会は、ネガティブな女性を好まない。女性は人当たりが良く、ポジティブで、いつくしみがあるべきだとされ、そうではない女性は一部の人々の怒りを買ってしまう。

では、女性は勝つことができるのか? 答えは「できる」だ。女性が勝つ方法を、以下に紹介しよう。

1. 怒りは情熱や偽りのなさを表す

怒りは生の感情だ。憤りはエネルギーを必要とするもので、実際に怒りを感じていないのにそのふりをするのは難しい。怒りの感情はその人の本心を垣間見るための窓となる。人は相手がどう感じているかを知ると、その人とのつながりをより感じられる。そのつながりが、票や支援につながることもある。

政界や職場で最も難しいことの一つに、自分が偽りのない人物であることを示せるかどうかがある。怒りは(きちんと制御されていれば)自分の偽りのなさを示すものとなる。自分を偽らないためには、勇気が必要だ。

2. 怒りは前進の力となる

人は怒っている時、何かに対して強い感情を持っている。エネルギーをその対象に集中させ、問題を和らげるためのステップを踏み始めること。何かに向けて前進を始めよう。

人は怒りによって、未知の領域へと足を踏み出すのだ。これは恐ろしいかもしれないがその価値はある。怒りによって新たな機会へと自分を導こう。

前出のブリスクマンは、話題を呼んだトランプ大統領に対する侮辱行為を最大限に利用し、選挙で勝利した。大統領に対して中指を立てた彼女を無礼だと思ったり、過ちだったと考えたりする人もいるだろう(実際ブリスクマンはこの写真のせいで失職した)。

だがブリスクマンはその時、自分を偽らず、正直な反応を見せたのだ。リスクのある行為だったが、最終的にはそのリスクを取る価値があった。

3. 怒りは注目を集める


怒りは強い感情であるため、その人を際立たせる。周囲は怒りに気づき、何がそれを引き起こしているのか知りたがる。人は怒る人の方を向く。怒りは人の注目を集めるのだ。

年長議員にやじを飛ばされたスウォーブリック議員は、間髪入れずに「OK、ブーマー」と応じ、自分の世代に対する偏見や扱いへのいら立ちを示した。この一言は話題を呼び、いまや世界中が彼女の名を知っている。

ウォーレンはメールでこう述べている。「女性は怒ってはいけないのだと、何度も繰り返し言い聞かされている。私たちを黙らせたい権力者の男性にとって、怒りは私たちの魅力を損なわせるものだ」。怒りはまた、人に偽りのなさや、集中力、注目をもたらす。怒ることは、必ず避けるべきものではない。怒りにはメリットもある。怒りを自分のための機会へとつなげよう。

編集=遠藤宗生

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