日本代表への期待が高まった先のラグビーワールドカップ、そして2020年の東京オリンピック・パラリンピック、さらには2021年のワールドマスターズゲームズと、世界的ビッグイベントが3年続けて日本で行われる。
このスポーツへの関心の高まりに歩調を合わせ、政府もスポーツビジネスの成長産業化を促進すべく、働きかけを進めている。「2019年現在で5.5兆円規模のスポーツ市場を、2025年までに15兆円に拡大することを目指す」という目標も、この領域への関心にさらなる拍車をかけている。
アスリートの能力やスポーツの楽しさに、異分野のビジネスが新しい結合を果たすことで、スポーツに新しい価値を生み出す。それこそが新たな時代のスポーツビジネスではないだろうか? Forbes JAPANは、「新結合」をテーマに「スポーツビジネスアワード」のプロジェクトを発足。10月25日発売の本誌で特集したほか、特設ページを公開し、アドバイザーの紹介や受賞者発表を順次行っている。
スポーツとビジネスの新結合。この課題に挑む挑戦者たちを賞賛し、応援するのが「SPORTS BUSINESS AWARD 2019」の狙いだ。
表彰とあわせて行われたトークセッション2部のテーマは「スポーツビジネスで新しい市場・価値を生み出すには?」
授賞者たちへ、記念のトロフィーを贈呈
アワードの冒頭では、まずForbes JAPAN編集長の藤吉雅春が「世界的なスポーツイベントを日本の技術が支えているという、あまり知られていない事実がある。Forbes JAPANはビジネスに取り組む人を応援するメディアとして、そんな取り組みを紹介していきたい」と賞の趣旨を述べた。続いて各受賞者の表彰式があり、以下5組が受賞した。
ワールドクラス賞|富士通 体操の採点システム
ローカルヒーロー賞|徳島県阿南市 「野球のまち」推進
イノベーション賞|Jリーグ、コナミデジタルエンタテインメント eJリーグ ウイニングイレブン 2019シーズン
テクノロジー賞|ookami Player!
キャリアデザイン賞|鈴木啓太 AuB