I write about personal branding.

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芸能の世界に絶対に入らないような人でも、多くの人が職場に入った途端に“役者”になる。家での人格と異なる仕事用の顔を身に付けることは、短期的には効果的な戦略に思えるかもしれない。しかし、それは時間がたてば燃え尽き症候群につながり、仕事の業績に影響を与える可能性がある。

米調査会社ギャラップが集めたデータによると、労働者の67%が少なくとも時々仕事で燃え尽きたように感じると報告している。こうした過剰なストレスを抱えた従業員は他の従業員よりも、病欠の電話をする可能性が63%高く、仕事での自信が13%低い。

上司に対し燃え尽き症候群であることを認めるのを拒み、助けを求めなければ、労働者は普段と何も変わらないふりをして仕事を続け、あらゆる人を生産性やエンゲージメント、満足度が落ちた泥沼へと深く巻き込んでしまうだけだ。

フォーブス寄稿者のマイク・ロビンスは著書『Bring Your Whole Self to Work(ありのままの自分で仕事をする)』で、プライベートと仕事の顔の間のベールを捨て去ることで、仕事への感じ方や、仕事での私たちの役割が変化すると主張している。フォーブスの取材に対し、ロビンスは次のように述べている。

「ありのままの自分で仕事をすることは、自分らしい状態で現れること、謙虚な姿勢で人を率いること、誰もが傷つきやすい不完全な人間で、最善を尽くしていることを忘れないことを意味している。またそのためにはリスクを取り、声を上げ、助けを求め、他者と心からつながり、本当の自分自身を見てもらう勇気を持つことも大事だ」

もちろんこれは、うさぎのスリッパを履いてリモコンを片手に出社することではないし、従業員に自己表現の名目で失礼に振る舞うことを許すものでもない。ありのままの自分で仕事をするためには正直で意図的になる必要があり、その最終目標は自信とパフォーマンスを上げることなのだ。

仕事で鏡に映る自分をなかなか認められない場合、あるいは職場に入るときに架空の人物を演じているように感じる場合、あなたは生産性を損ない、ストレスを増やしているだけだ。ここに挙げる3つの戦略を通し、本当の自分を受け入れ、それを周囲の人に示すことで仕事により熱意が持てるようにしよう。

1. 前進の妨げとなるものを克服する

これまでに、あなたの前進を妨げてきた要素を考えてみよう。コンサルティング企業アペリオ・コンサルティング・グループ(Aperio Consulting Group)のケリー・ゴエット社長は、これを「ディレーラー(脱線要素)」と呼んでいる。これは、何かの達成や(一部のケースでは)挑戦さえ阻むような自己不信感だ。

翻訳・編集=出田静

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