仕事で自分らしく振る舞いつつ成功を収める方法

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ディレーラーをなくすには、それに真正面から立ち向かうことだ。自分に言い聞かせるネガティブなコメントや、自分のためにならないのにいつもしてしまう行動を全て書き出そう。それから、こうしたディレーラーに立ち向かう、明確で向上心にあふれた目標を新たに作る。いつも自分がCスイート(経営幹部)に適していないと感じていた人の場合は昇進のために努力し、リーダーシップの機会を求めよう。ディレーラーを脇に押しやることで、夢に手を伸ばしたり夢について語ったりすることへの恐怖心が減る。

2. 趣味を持つ

自分には一つしか取りえがないように感じている人は、趣味を追求することで視点を変え、仕事でイノベーションを起こす力を向上させることができる。職業・組織心理学ジャーナル(Journal of Occupational and Organizational Psychology)に2014年に掲載された研究では、趣味と創造性の向上との間に相関関係があることが発見された。

さらに、余暇研究ジャーナル(Journal of Leisure Research)に掲載された1995年の研究によると、趣味を育てることにはストレス水準を下げる効果がある。

趣味を持てば、仕事での自己不信感やネガティブな考え・行動とストレス要因の両方を消すことができる。キャリア以外で楽しめるものに焦点を当てることで、脳や感情に必要な休息を与えることができるかもしれない。そうすれば、デスクに戻ったときには新鮮な視点で取り組むことができ、新たに活力を得て業務に取り掛かることができる。

3. 弱い部分を認める

私たちには逃げる傾向があり、それに従ってしまうのは簡単だ。手に汗握り、心臓が激しく鼓動するような状況に真正面から飛び込みたい人などいないだろう。しかし、ヒューストン大学のブレネー・ブラウン研究教授は、激しい弱さを感じる瞬間は避けるのではなく、受け入れるべきだと述べている。

「弱さはイノベーションや創造性、変革が生まれる場所だ」とブラウン。「弱さが許されない職場文化を作り上げたとしたら、イノベーションと創造性が許されない文化を作り上げたことになる」

居心地の悪い体験をする環境に常に自らを置くことは大変かもしれないが、こうした瞬間は完全に自分らしくなれる瞬間だ。チームのメンバーに対し、答えに確信が持てないことや、プロジェクトを完成させるため支援が必要であると告げることは許されるべきだ。弱さを見せ、その瞬間に忠実になることで、成長を遂げ輝く機会がもたらされる。

燃え尽き症候群やインポスター症候群に悩まされてきた人には朗報だ。ありのままの自分で仕事に臨むことは可能だし、さらには仕事も良い方向に進むだろう。時間とともに、自己認識だけでなくストレス要因への反応も変えることができる。これらは全て、架空の人物を演じることなくできるものだ。

翻訳・編集=出田静

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