能力以下の仕事に就いている人が意識すべき3つのこと

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自分の能力以下の仕事に就くことは、難しいことかもしれない。潜在能力を生かせていないと感じ、自信があまり持てず絶望的に思えるかもしれないし、面接や家族・友人との会話で仕事について話すことを恥ずかしいと感じる可能性もある。

しかし、現在の状況に対するあなたの認識がそのまま自分自身の定義になる必要はない。あなたの状況に対する他者の感じ方は、あなたの感じ方とは違う可能性がある。自分の仕事についてどのように説明するかによって、あなたの仕事に対する他者の認識が変わる。自分が能力以下の仕事に就いていると思う場合、次の3つのことに気をつけること。

1. 「ただ」「ちょっとした」「だけ」のような言葉を避ける

自分自身や自分の仕事を軽んじるような言葉を使わないこと。「ちょっとしたプロジェクトです」「ただ〇〇に取り組んでいるだけです」「〇〇までの間だけです」などという必要はない。あなたの仕事は重要だ。事実を述べ、あなたが生んでいる価値を損なうような言葉を追加するのをやめること。

2. 勤務時間を強調しない

1週間の勤務時間が40時間以下だとしても、それは重要なことではない。それでもあなたは働いている。仕事について話すときには、勤務時間について議論する必要はない。休暇を使わず長時間労働をすることが重要だと考えるワークマーター(労働殉教者)はどちらにしろ、過剰評価されているだけだ。

何時間働くかよりも大事なのは生産性だ。自分の能力以下の仕事に従事しているとしても、それはあなたに向上心がないことを意味しているわけではない。本当は向上心があるのに、向上心が乏しいと人に思わせてしまう可能性があることを口にして、自分や自分の成功を損なわないこと。あなたの目標は、勤務時間よりも重要だ。

3. 給与に注目しない

いくら稼いでいるかや、そもそも稼いでいるかどうかにかかわらず、あなたの仕事には価値がある。報酬にかかわらず、自分の仕事で同等の質を達成し熱意を傾けているのであれば、その活動の対価として何を受け取るかは他者には関係ないことだ。

あなたの価値に見合った仕事に対しては常に金銭的対価を得られるよう努力すべきだが、必ずしも現実世界でそれが実現できるとは限らない。組織には、あなたの価値にきちんと報いるためのリソースがないかもしれないが、それは組織側で修正が必要なものだ。自分が能力に見合った給料をもらっていないことを問題視し、それにより他者に言い訳をしないようにしよう。

自分の能力に見合わない仕事に就いている状態は理想的ではないが、あなたには話し方を制御し、自分が目指す方向にキャリアを動かし続ける力がある。自分の仕事を軽んじるような言葉を避け、何時間働いているかやいくら稼いでいるかに焦点を当てないこと。

翻訳・編集=出田静

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