Berylのシェア自転車はLimeやJumpと同様に、専用の駐輪場を設置しないドッグレス形式で運用される。自転車はアプリ経由でアンロックでき、乗車を終えたら「Beryl Bays」のサインが掲げられたエリアに戻す仕組みだ。
Berylは2012年に旧社名のBlazeで始動し、夜間は車体の数メートル前方にグリーンの自転車を型どった光を投影することで注目を集めた。Berylの自転車シェアサービスは現在、英国のロンドンやボーンマス、プール、ヘリフォードなどで利用可能になっている。
Blazeはデザイン学校の学生だったEmily Brookeによって設立され、2012年にキックスターターで5万5000ポンド(約770万円)の支援金を集めて始動した。その2年後にはベンチャーキャピタルのIndex VenturesやPembroke VCT、さらにリチャード・ブランソンのファミリーから合計33万ポンドを調達した。
さらに、2015年には追加で70万ポンドを調達し、企業名をBerylに改めていた。同社はこれまで累計で1200万ポンドを調達している。
同社が社名変更を行ったのは、Blazeという企業名が既に米国で商標登録されていたためだという。