テイラー・スウィフトに危機、「過去作」をライブで歌えない

テイラー・スウィフト(Paul Bruinooge / GettyImages)

テイラー・スウィフトは11月14日、彼女の過去の楽曲の原盤権を保有する音楽マネージャーのスクーター・ブラウンが、彼女が自身の旧作をライブで歌うことを妨害しているとして非難した。

スウィフトは11月24に開催のアメリカン・ミュージック・アワード(AMA)で、過去作のメドレーを披露する予定だった。しかし、ブラウンと彼女の旧所属レーベルの「ビッグマシン・レコード」CEOのスコット・ボーチェッタらが、彼女が最新アルバムの「Lover」以前に発表した全ての楽曲をライブで歌うことを、阻止しようとしているという。

ジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデ、カニエ・ウェストのマネージャーを務める音楽マネージャー、スクーター・ブラウンは彼のファンド「イサカ・ホールディングス」を通じ、ビッグマシン・レコードから今年6月、スウィフトの過去アルバムの原盤権を取得していた。

スウィフトは今年8月、彼女の過去作を全て再録音することで、楽曲の権利を取り戻すと宣言していた。ただし、再録音が許されるのは来年になってからという取り決めがあったという。

ブラウンとボーチェッタらは、スウィフトが今月のAMAで過去作をライブで披露し、録音した場合、契約違反になると主張している。さらに、彼らは近日、ネットフリックスで公開されるスウィフトのドキュメンタリー作品で、彼女の過去の楽曲の使用を許諾しない意向だという。

スウィフトによると、ブラウンらは過去作の使用を許可する交換条件として、スウィフトが過去作の再録音を中止し、今後一切この話題にふれないことを求めているという。
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編集=上田裕資

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