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ライアンエアーCEOのマイケル・オレアリー/Getty Images

欧州で一番の人気を誇る格安航空会社(LCC)、ライアンエアーのマイケル・オレアリー最高経営責任者(CEO)は、頻繁に論争を巻き起こしてきた。事前に搭乗券を印刷するのを忘れた乗客を「ばか」呼ばわりしたり、航空業界は主に「環境保護論者に立ち向かう勇気がない多くのばかな人間」が運営していると発言したりなど、話題には事欠かない人物だ。

そんなオレアリーが今度は、米CNBCの取材に対し、競合企業のノルウェー・エアシャトル(ノルウェジアン)は「巨額の負債」を抱えており「絶望的だ」と発言した。

困難な1年を送ったノルウェー・エアシャトル

ノルウェー・エアシャトルは、欧州で数年にわたり事業を拡大させた後、長距離格安便(LHLC)モデルを積極的に追求し、レガシーキャリア(既存の大手航空会社)が独占していた競争の激しい市場で運賃を大幅に引き下げたことで、世界の航空業界で名を知られるようになった。

しかし、今年の経営状態は厳しく、戦略を成長から利益性へと転換して多くの長距離路線の運航を停止。運営継続のため追加の資金調達や債務再編を強いられた。

「巨額の負債を抱えている」

オレアリーは、ノルウェー・エアシャトルのビジネスモデルが採算の取れないものである証拠として、同社が最近、所有するボーイング737-800型5機を中国の航空機リース企業、中国飛機租賃集団に売却したことに言及した。同社は当時の発表で、売却は「過去数年間で構築された規模を活用する当社の継続的な戦略と、成長から利益性への焦点切り替えに沿ったもの」だと説明していた。

しかし、オレアリーの見解はこれとは異なる。「同社は航空機を売って5000万ドル(約55億円)を調達するという手段に出た。この金額では1週間分の燃料も買えない。ノルウェー・エアシャトルは絶望的だ。ビジネスモデルはうまく機能せず、巨額の負債を抱えている。倒産するのも時間の問題だ」とオレアリーは述べた。

ライアンエアーも過去に大西洋横断便を検討したことがあるが、今のところ参入はしていない。

編集=遠藤宗生

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