I write about how nutrition affects mental and physical performance.

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先週は、国際ストレス啓発週間だった。私たちは、現代的な生活を送る多くの人がかなりの時間ストレスを感じていることを理解している。英慈善団体メンタルヘルス財団(Mental Health Foundation)の2018年の調査では、2017年に対処できないほどのストレスを感じていた人は英国で74%に上ることが示された。

多くの人は、自分はストレスが多い状況に対し精神的にうまく応えていると思っているが、実はストレスの身体的な兆しを経験しつつそれを見過ごしている可能性もある。消化不良や便秘、筋肉の緊張、頭痛、目の痛みなどの症状に苦しむ人もいるかもしれない。これらは全て、ストレスの身体的な症状だ。

またストレスは、食欲や食べたいと思う食べ物、脂肪の蓄積方法にも影響を与える。これは、ストレスに反応して放出されるホルモンによるものだ。コルチゾールは、長期的なストレスと結び付けられた重要なホルモンだ。

コルチゾールは「闘争・逃走反応」ホルモンで、これが放出されると体は闘うか逃げるかの準備をする。このホルモンは、ストレスを感じる対象が敵や捕食者しかなかった時代、生き残りの仕組みとして効果的だった。しかし、現代の私たちのストレス源はエクセルや電子メールで、本当に必要とされるのはその場にとどまって理性的に考えることだ。

体は、コルチゾールが出ると闘うか逃げるかの準備をするため、ストレスに直面した際に起きる変化の一つとして食欲が増加する。これは、敵(あるいは上司からのメールへの返信)と格闘するために十分なエネルギーを確実に摂取するためのものだ。

また、ストレスを感じているときに食べたくなるのはりんごやバナナでないことにも気づくかもしれない。これは私たちが、最大限の熱量を取ることができるおいしい食べ物に特に引かれることにある。ストレスを抱えた人間にとって、脂肪と炭水化物の組み合わせは特に抗し難いものだ。

ストレスを感じていると、脳の報酬中枢はおいしい食べ物によってさらに火がつく。こうした食べ物は幸福ホルモンであるドーパミンを放出し、ストレスホルモンを減退させるため、実にコンフォートフード(食べるとホッとする料理)のような役割を果たすのだ。ビスケットやケーキ、ドーナツがなぜオフィスであまり長い間持たないのかがこれで説明される。

翻訳・編集=出田静

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