ライフスタイル

2019.11.13 12:30

ストレスが食欲と体重に影響を与える理由


ストレスはまた、私たちの脂肪の蓄積場所と蓄積方法にも影響を与える。ストレスホルモンであるコルチゾールの数値が高い人は、腹回りに脂肪を蓄える傾向が高い。腹回りは太りたくない場所であるだけでなく、さまざまな健康問題とも結び付けられている。

そのため、多くのビスケットを食べ過ぎてストレスを感じてしまうことがあれば、ビスケットのせいにするのをやめてストレス管理法について考えよう。

ストレスはホルモンバランスの乱れで、刺激となるものを(可能な場合は)減らすことで、あるいはストレスホルモンを減らして幸福ホルモンを増やす刺激を使って中和することで修正できる。幸福ホルモンであるドーパミンの放出を促す活動を日々の習慣に組み込むことで、全体的なコルチゾール水準を下げ、より良いバランスを作り出すことができる。

運動は、ドーパミン値を上げる素晴らしい方法で、ウオーキングなどの激しくない運動でさえ効果がある。その他ドーパミンの放出を促す活動には、音楽鑑賞や友達と笑うこと、パズルを完成させること、セックスをすること、瞑想(めいそう)やマッサージなどがある。

適切なストレス管理戦略を毎日のルーティンに組み込むことで、コルチゾールのバランスが取れるようになる。複数のストレス管理手段をひそかに用意しておけば、プレッシャーを感じているときにドーパミンを得るためドーナツに頼ることがなくなるだろう。

翻訳・編集=出田静

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