歴代の日本人ギネス記録保持者は?

(Getty Images)

11月14日は「ギネス世界記録の日」だ。

「ギネス記録」の歴史は1951年、アイルランドのビール醸造老舗「ギネス醸造所」の最高経営責任者(当時)、ヒュー・ビーバー卿が発したあるひと言から誕生した。ウェックスフォード州での狩猟中に、ビーバー卿がある疑問を呈したのだ。

「ヨーロッパで最も速く飛ぶ狩猟鳥はどれか?」

このことを発端に生まれたのが、あらゆる「世界一」の記録を集めた書籍『ギネス世界記録』だ。1955年の初刊行以来、毎年出版され続けているこの書籍は、世界40言語以上に翻訳され、100カ国以上で累計1億4300万冊以上が販売されている。

今年で15年目を迎える「ギネス世界記録の日」は、この『ギネス世界記録』発行数1億部到達を記念して制定されたという。

それでは、ギネス記録保持者にはどんな日本人がいるのか、保持しているのはどんな記録なのか。その一部を、プロフィールなどとともに以下紹介する。


宇多田ヒカル
認定理由:日本で最もアルバムを売り上げたアーティスト




1983年米ニューヨーク生まれのシンガーソングライター、音楽プロデューサー。1998年12月のデビューシングル「Automatic/time will tell」がミリオンヒットを記録。翌年3月のファーストアルバム「First Love」は760万枚を売り上げ、日本国内のアルバム売上げ史上第1位になった。

その後も、「Distance(2001年、440万枚)」「Deep River(2002年、360万枚、2017年5月時点)」など、リリースするアルバムの多くがミリオンセラーに。(参考:音楽ナタリー)。

黒柳徹子
認定理由:テレビ番組『徹子の部屋』で達成した「同一司会者によるテレビトーク番組最多放送回数」


黒柳徹子

日本の女優、声優、司会者、エッセイスト、ユニセフ親善大使。愛称は「トットちゃん」。『徹子の部屋』は1976年2月2日初回放映以来、毎月〜金曜日、40年間あまり放送を続け、2015年5月27日に放送回数が1万回に到達した。1万回目のゲストは、近藤真彦と東山紀之だった。

AKB48
認定理由:世界一人数の多いポップグループ(88人、2013年3月時点)



秋元康のプロデュースにより2005年12月8日に結成された、東京・秋葉原を拠点とする日本の女性アイドルグループ。ちなみに名古屋・栄を拠点とするグループSKE48は、「1枚のアルバムに収録された最多ミュージックビデオ」、福岡・博多を拠点とするグループHKT48は、「フルーツの仮装をした最大集合人数」(307名)のギネス記録を有する。

また、「24時間での個人ブログへの最多コメント」(2011年5月20日・指原莉乃・65万3615件)、「24時間で、1つの製品に対しての最も多くのテレビコマーシャル(アサヒの缶コーヒー「ワンダ」で、90バージョン)という記録もある。
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取材協力=ギネスワールドレコーズジャパン 構成・文=石井節子 写真=Getty Images

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