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日本の一部の企業が職場での女性のメガネ着用を禁止しているとの報道が物議をかもしている。ツイッターには、職場でのドレスコードに不満を抱く女性たちの投稿があふれた。

BBCによると、一部の企業が女性のメガネ着用を禁止しており、その理由として接客の現場での女性のメガネが「冷たい印象を与える」からだと、複数の日本のメディアが報じた。また、飛行機の客室乗務員については安全面の配慮から、美容業界は適切に化粧の状態を見きわめられないことを禁止の理由としているという。

一方で、ブルームバーグが報じたところによると男性のメガネ着用は問題ないようだ。

11月6日にはツイッター上で「#メガネ禁止」がトレンド入りし、多くの男性や女性が反対する意見を述べていた。メガネ禁止について報道したニュース番組のキャプチャーを投稿したユーザーは、メガネをかけていないと「事故につながる恐れがある」と述べていた。

日本の企業社会では、職場での女性の服装に関し一般的な取り決めがあり、化粧やハイヒールの着用を義務づけている職場もある。さらに、日本語には理想の女性をあらわす「大和撫子」という言葉もある。この言葉の捉え方は様々だが、ジョージタウン大学を卒業後、早稲田大学に留学したKristin Ronziは、「家事や育児を完璧にこなしつつも、美しさと若さを保っている女性を意味する用語」とブログの記事で解説していた。

日本では今年の6月頃から、欧米の#MeToo運動に類似した形で、職場でのハイヒール強制に反発する「#KuToo(クーツー)」というムーブメントが盛り上がった。女優の石川優実は3万以上のオンライン署名を集め、厚生労働省に対し、特定の種類の靴を履くよう女性に圧力をかけることを禁止するよう求めた。

しかし、この訴えが日本政府を動かすことはなかった。担当大臣はハイヒール着用の義務づけに関し、「社会通念に照らして、業務上必要かつ相当な範囲」であれば、そうした服装規定は受け入れられると述べた。

編集=上田裕資

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