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12月18日に2ndアルバム「i」(アイ)をリリースする、アーティストの鈴木愛理

「天は二物を与えず」、彼女を例に出してその言葉を否定したい。

彼女とは──アイドルグループ『℃-ute』の元センターであり、現在はソロシンガーでありながら、モデル・女優としても活躍する鈴木愛理だ。

2002年に女性アイドル集団『ハロー!プロジェクト』のオーディション合格後、2005年にアイドルグループ『℃-ute』に選抜。メジャーデビューした年には日本レコード大賞 最優秀新人を獲得し、その後も日本武道館やさいたまスーパーアリーナなど日本のトップアーティストの証とも言える会場でコンサートを成功させた。彼女はアイドル活動と並行して女性ファッション雑誌『Ray』の専属モデルとしても活動し、さらには慶應大学に現役で合格しストレートで卒業している。

2017年に℃-uteが解散しソロシンガーへ転向した後も、デビュー早々に単独で日本武道館の舞台に立ち、来たる2020年の春には横浜アリーナでの公演が控えている。また、12月18日に2ndアルバム「i」(アイ)をリリースすることを先日発表した。

最近ではマルチに活動するアイドルやモデルは珍しくなくなってきた。しかし、彼女を語る際に特筆すべきは、どの現場でも“成果”にこだわるプロフェッショナルな姿勢。

その日取材クルーを前にした彼女は、カメラマンからアシスタントまで全てのスタッフに向けて、一人一人の目を見ながら「よろしくお願いします。鈴木愛理です。」と笑顔で頭を下げた。その姿に“プロの仕事”の予感を感じながら、18年のキャリアで築いた彼女の仕事観やキャリア論に迫っていく。



小学生の時にデビュー。幼いながらに“仕事”を意識していた

私が芸能界に入り、仕事を始めさせていただいたのは小学校の時からです。当時からすでに「お仕事をしている」という感覚はありました。

アイドルというのは、常に評価にさらされる仕事。ステージに立てばファンの方が手にしているメンバーカラーのペンライトの色で、ある程度の人気順も分かってしまいます。特に鮮明に覚えているのは、小学校の頃にあったハロー!プロジェクトキッズ人気投票。かなり下位の順位に私の名前があるのを見てしまったんです。めちゃくちゃ悔しかったですね。

でも、それがきっかけで人に良し悪しを評価されるという、自分のいる環境を理解するようなりました。「どうすればファンを増やすことができるんだろう」と、自然と考え始めた過程で、“仕事”の意識が芽生えていったんだと思います。

文=萩原愛梨 写真=小田駿一

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