d.Tech高校外観(Back Corner West)

d.tech高校+オラクルの意外な? 共通点

オラクル教育財団のチームとオラクルのコーポレートシティズンシップチームは、ヒューマンセンタード・デザインとも言われるデザイン思考を支持しています。そしてそのデザイン思考への取り組みは今回、「ソリューションをデザインしている人への共感をもとに課題の解決をするアプローチ」という新規プログラムにもなっています。

サフラ・キャッツが今回、プログラムのユーザーとして定義したのは、「オラクルの従業員ボランティア」で、特に高校生との関わりに最も適していると判断したのが「技術者」でした。

そして2014年5月、20名のオラクルボランティアとサンフランシスコ湾岸の9つの高校の教育者、管理職らが一堂に会し、8時間にわたるブレインストーミングを行いました。この会議のミッションは、オラクル教育財団の新しい教育プログラムの要素を洗い出すことでした。

そして、この会議に参加していた9つの高校の1つが、同年8月に開校予定のd.tech高校でした。2名の創業者と2名の創業メンバーが参加していました。

私は初めて出会った時、彼らとの「デザイン思考」というテーマの共通点にとてもワクワクしました。また、彼らの教育モデルの3つの特徴にも興味を惹かれました。その3つの特徴とは、1)生徒の学習体験の究極の個別化、2)「知識を行動に」移すカリキュラム、3)1回2週間で年4回開催されるインターセッションプログラム(課外授業)による、地域の人々に教わる実践型プログラムです。

このインターセッションの間は全クラスが授業を一時休止し、生徒はコミュニティによって提供された選択クラスにフォーカスします。大企業、中小企業、NPO、個人で活躍するプロなど様々な方々が先生として参加してくれています。インターセッションでは、最前線で活躍するプロから生徒たちが学びます。

クラスは学内で開催するものも、学校の施設を使って行うものもあります。オラクル教育財団は、学生をオラクルカンファレンスセンターで開催するクラスに招待しています。


d.tech高校外観(Front Corner West)

コミュニティとの関係に着目:「共同の実証プログラム」を

d.tech高校が描いていたコミュニティとの関係性は、われわれにとって非常に刺激的なものでした。そこで、「教育財団と同校とで共同の実証プログラムを作ってみよう」という提案をサフラに提案しました。まだ学校が開校していない時期です。その頃d.tech高校は自分達の校舎を持てず、他の公立高校の敷地を間借りしてスタートする予定となっていました。

使える校舎も決まっていない、実績もない新しい学校と協働するというのはかなり大きな決断でした。一方、d.techの優秀なリーダーと共に、新しい学校の文化づくりに初期から関われるということにはとても興味を惹かれました。

編集=石井節子

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