6. 伊豆半島、河津七滝(推薦者=ソフィー・ウォーカー、上級旅行コンサルタント)
伊豆半島、河津七滝
推薦者である上級旅行コンサルタントのソフィーは、美しい伊豆半島の大ファンだ。したがって、彼女がプロポーズにうってつけの場所として河津七滝を薦めるのは不思議ではない。
美しくて静かというだけでなく、ここは桜が一番早く咲き始める場所でもある。誰もいないピンク色の桜の海をバックに結婚を申し込むのもすてきだが、通からのちょっとしたアドバイスを一つ。ここでの「秋」のプロポーズも最高だ。滝を縁取る黄金と深紅の紅葉も、見事な舞台設定となる。
伊豆半島への旅を本当に思い出深いものにしたいなら、ソフィーは「天城荘」に泊まることを薦めている。なにしろ近代的なこの旅館には、28種類もの温泉があるのだ。
7. 渋谷スクランブル交差点(推薦者=クレア・ブラザーズ、上級旅行コンサルタント)
東京・渋谷
ありきたりなプロポーズの場所ではまったくないが、世界でもっとも賑わう交差点のどまんなかで、東京の人口の半分が通り過ぎる中でプロポーズ、はどうだろう?
かなり手短にすませなければいけないが、かなり見事な写真が撮れるはずだ──夜のネオンを背景にすれば特に。気づかれないようにカメラマンを同行させて、プロポーズの写真を撮影してもらうのはどうだろう。
8. 富士山頂(推薦者=ジョン・マクミレン、アメリカ旅行代理店コーディネーター)
富士山頂の夜明け
徹夜の過酷な山登りをともに経験したあとで「イエス」と言ってもらえたら、その結婚はうまくいくに違いない、気がする。
夜通し5時間から7時間かけて山を登り切り、日本最高峰の頂点に立ったという達成感が、その瞬間を忘れられないものにしてくれるだろう。登山の行程自体は楽しいことばかりではないかもしれないが、日の出の瞬間はまさに魔法のようだ。それに、ガイドや登山仲間に写真を撮ってもらえるというおまけもついてくる。
登山が苦手というなら、河口湖の北岸から富士山を眺めながらプロポーズ、という選択肢もある。かなりの強運の持ち主でなければ富士の全景は見られないかもしれない。確率を上げたければ、10月から2月の間に訪れるのがおすすめだ。