多様性や男女平等も法律事務所にとって大きな関心事になっている。リストに入った中で、事務所名に女性パートナーの名が入っている事務所は6つ、女性のマネージングパートナーによって運営されている事務所は30あった。多くの事務所が最高多様性責任者（CDO）を置き、アソシエイト（弁護士）とパートナーの多様性を向上するべく、女性や黒人、ラテン系やアジア系米国人、LGBTの個人やグループと接触するプログラムやイニシアチブを実施している。
米法曹界におけるもう一つの注目すべき現象は、地方法律事務所の躍進だ。地方事務所の多くはオフィスを1、2カ所しか持たず、地元の特定業界のクライアントに特化しているが、その重要性は非常に大きい。例えば、M＆A、商業上の訴訟、独占禁止法関連を専門とするノースカロライナ州のRobinson Bradshawは、オフィスはわずか3つしかないが、ベライゾン・コミュニケーションズなどの世界的企業をクライアントに持っている。
243のトップ法律事務所の全リストはフォーブス英語版ウェブサイト（https://www.forbes.com/top-corporate-law-firms/）で公開されている。
