今から遡ること115年前、飛行家アルベルト・サントス=デュモンとカルティエ3代目当主ルイ・カルティエの友情により、画期的な時計が生まれた。懐中時計の時代に、丸ではなく角形のケース、ポケットに入れるのでなく腕に巻くスタイル──「サントス」の誕生だ。
世界初の男性用の実用的な腕時計として完成したこの時計は、1911年に商品化されると、またたく間に世界的な人気コレクションに。それから1世紀以上、メンズウォッチのスタンダードとして愛されながら、時とともに進化を遂げ、2018年にアップデートされた新コレクションが登場した。
カルティエ ジャパンは昨年、そのローンチを記念して日本の男性に向け「Santos Lab」プロジェクトを発足。サントスに宿る革新性や創造性をキーワードに、“現代のサントス=デュモンとルイ・カルティエ”たるイノベーターらによる化学反応を創出してきた。
2年目となる今年は、恐ることなくより高みを目指したサントスへのオマージュから「AIM HIGHER-さらなる高みを目指して-」をテーマに、Forbes JAPANとワークショップやイベントを開催。コンテンツを配信していく。
その第一弾が11月21日、世界のアーティストが集うクリエイティブの祭典「AnyTokyo2019」を会場に行われる。
起業家 × ビジネスデザイナー × アーティストイノベーションはひとりの天才の創造力だけでは生まれない。ビジョン、やり抜く力、仲間とのコラボレーション……。「サントス ドゥ カルティエ」も、空に挑んだ冒険家の「操縦桿から手を離さずに時間を確認できる時計が欲しい」という想いと男性二人の出会いのシナジーから始まっている。
既存の概念にとらわれず、恐れず大胆に、そしてスマートに……現代を生きるイノベーターたちは、「クリエイティブ」をどう捉え、どうアプローチしているのか?
ワークショップでは、シリアルアントレプレナーであり投資家でもあるhey代表の佐藤裕介氏、日本を代表するデザイン・イノベーションファーム Takram ディレクター&ビジネスデザイナーの佐々木康裕氏、世界のファッション界から引く手数多のバイオアーティスト・福原志保氏をゲストに迎えたトークセッションを実施。
また今回は、この5年ぶりに開催されるクリエイティブの祭典「AnyTokyo2019」ともコラボレーション。会場は会員制ビジネスサロンのkudan house。アーテイスト、サイエンテイスト、アントプレナーらが集う空間で、そのエネルギーやシナジーを体感できるセッションになる予定だ。
【Cartier × Forbes JAPAN】
2019 Santos Lab vol.1
※応募は終了いたしました
日時:11月21日(木) 19:00開場
19:30〜 トークセッション
21:00〜 ネットワーキング
*時間は前後する可能性がございます
会場:九段 kudan house(AnyTokyo2019会場)
東京都千代田区九段北1-15-9
定員:30名
登壇者:hey代表 佐藤裕介
Takramディレクター&ビジネスデザイナー 佐々木康裕
バイオアーティスト 福原志保
応募締め切り:11/13(水) 18:00
▼登壇者プロフィール
佐藤裕介 / hey 代表取締役社長
2008年、Googleに入社し、広告製品を担当。2010年末、COOとしてフリークアウトの創業に参画。また、株式会社イグニスにも取締役として参画し、2014年6月にはフリークアウト、イグニス共にマザーズ上場。2017年1月、フリークアウト・ホールディングス共同代表に就任。エンジェル投資家としても活動。
佐々木康裕 / Takram ディレクター&ビジネスデザイナークリエイティブとビジネスを越境するビジネスデザイナー。デザイン思考のみならず、認知心理学やシステム思考を組み合わせた領域横断的なアプローチを展開。デザインリサーチ、コンセプト立案、未来シナリオ作成等を得意とする。Takramでは、家電、自動車、通信、食品、医療、素材など幅広い業界でコンサルティングプロジェクトを手がける。
福原志保 / バイオアーティスト2001年、セントラル・セント・マーチンズ 学士過程、2003年ロイヤル・カレッジ・オブ・アート 修士課程を修了。2007年より活動拠点を日本に移し、アーティスティック・リサーチ・フレームワークBCLを結成。2014年より、テクノロジーと工芸、身体性と審美性と物質性の関係が、我々の意識にクリティカルに介することに注目し、日常服に知能を与えるための新技術とプラットフォームの開発に従事している。