提案されたオファーが気に入らない場合、資金は翌日に持ち越せる。「毎日、少額の資金を募金することで社会に貢献でき、前向きな気持ちになれる」と、ショーンは先日開催されたフォーブスの「30アンダー30」サミットの場で述べた。
彼と並んでステージにあがったのは、シャッターストック創業者のジョン・オリンガーや投資アプリFigsの共同創業者のヘザー・ハッソンらだった。
Good Todayのサービスは個人だけでなく、企業が従業員1人あたり月に2ドルを負担して参加することもできる。1500人の従業員を抱えるシャッターストックも、既にGood Todayの利用を開始した。
「ミレニアル世代は、他の世代に比べて寄付に前向きだ」とレッドは述べた。
企業がこのサービスに参加することで社員たちの、ポジティブな意識を高められるという。多くの企業が主導するチャリティ活動のエンゲージメントは平均で10%程度だが、Good Todayの場合は30〜50%の比率をキープしているという。
Good Todayは2014年に、Joe Teplowによって設立された。Teplowはそれ以前に、企業向けのEメールソリューションを提供するRebelを創設し、セールスフォースに売却していた。
その後、Good Todayのコンセプトに惚れ込んだレッドは、このアプリをSlackやメールと連動させるシステムを構築した。数カ月前に1万人の利用者獲得を目指していたこのサービスは、急速に規模を拡大し、2020年には100万人達成をゴールとしている。
レッドは会場につめかけた30歳未満の聴衆を前に、社会貢献は彼がティンダーの設立に関わった頃からの目標だったと述べた。「現代の人々は社会的目標を持つ、心ある企業で働きたいと思っている」と彼は続けた。