メーガン妃も子供部屋で実践。生き物を一切使わない「ヴィーガン・インテリア」とは

メーガン妃とハリー王子(Toby Melville - Pool/Getty Images)

米エコノミスト誌は2019年を「ヴィーガンの年」としています。本誌によれば、25〜34歳のアメリカ人の4分の1が、自身をヴィーガンまたはべジタリアンだと主張していると報告しました。ヴィーガンとは、絶対菜食主義であり、卵や牛乳やチーズなど、すべての動物性食品を摂取しません。そしてベジタリアンは、菜食主義で肉や魚を食べない方を指します。そのため、ヴィーガンと違い、卵や乳製品を召し上がる方もいます。

動物の生命を尊重することや、個人の健康への関心、そして環境問題への意識の高まりから、植物性の食べ物を選ぶミレニアル世代が増えているそうです。

実は今、この「ヴィーガニズム」の潮流が住まいの領域にも広がりを見せています。

インテリア業界の最近の話題といえば、エシカルでサステナブルなインテリアです。「ヴィーガンなインテリア」はこのトレンドに合うのです。

DiMare Design - 寝室の写真はこちら - Houzz ヴィーガンインテリアのある寝室

今年2月にスペインで開かれたデザインイベント「マドリード・デザイン・フェスティバル」の討論会でも、トレンド予測の第一人者であるリドヴィッチ・エデルコートが「ヴィーガニズムは2019年のインテリアデコレーションにおいて重要な鍵である」と話しています。

ヴィーガンなインテリアアイテムとは、生き物のいかなる部分も使用せず、傷を与えず、虐待せず、搾取していないものです。また、環境汚染に配慮した材料を使用しています。

例えば、レザーソファ、シープスキンラグ、羽毛やシルクの寝具なども、動物が使われるインテリアと言えます。住宅用の塗料にも、動物性の原料が含まれていたり動物実験をして製造されているものがあります。
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