マイアミを拠点とするインテリアデザインスタジオ、「ディマーレ・デザイン」のインテリアデザイナーで、 VeganDesign.org の創設者であるデボラ・ディマーレは「健康的で人道的なインテリア」をモットーに、ヴィーガンインテリアを実践しています。ディマーレはファッションの世界でも「一部のラグジュアリーブランドが毛皮や皮革を使用しなくなってきている」ことを指摘します。
最近では、イギリス王室のメーガン妃(サセックス公爵夫人)が、第一子の子供部屋にヴィーガン塗料を選んだことも、インテリア業界で反響を呼びました。
このように、欧米を中心に、食だけではなくインテリアでもヴィーガンを選ぶ人が増えています。つまりヴィーガンインテリアが大きな市場になる可能性があるのです。動物の生命を尊重、個人の健康への関心、そして環境問題への高い意識を住まいにも求める人が増えそうです。
インテリア業界でも、エシカルとサステナブルを追求しているブランドが多く見られ、最近ではヴィーガンに適した選択肢が増えました。ザラ・ホームのような大手のインテリアブランドでも、動物性の素材を使っていない100%環境に優しい天然素材への取り組みが進んでおり、より手軽に取り入れることができるようになりました。
とはいえ、すぐにインテリアをヴィーガンにすることは難しいでしょう。自宅を100%ヴィーガンにしているイギリスのインテリアデザイナー、スージー・サーンダースも「数年かけて徐々に交換した」と語っています。もし実践したいなら、少しずつヴィーガンを選択して交換していけば、しだいにエシカルでサステナブルな住まいを実現することができるのではないでしょうか。
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