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2019.11.28

フランスのジュエリー業界に新風。 アジア人初のCEOの描く未来。

1936年、フレッド・サミュエルによってパリのロワイヤル通りで創業し、フランスのジュエリー業界で確固たる地位を築いてきたジュエリーメゾン、フレッド。コレクションの多彩さ、色彩のクリエーションは、モナコ公国の故グレース・ケリー公妃やマレーナ・ディートリッヒ、ジャン・コクトーなどロイヤルファミリーや社交界に愛されつづけてきた。

現在はLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(以下、LVMH)傘下にあり、フランスを代表するジュエラーとしてさらなる基盤を築く。その中で、アジア出身のチャールズ・レオンがフレッドの最高経営責任者に任命されたことは、業界ではある種の驚きを持って迎えられた。


「世界有数のラグジュアリーブランドを所有するLVMHのグループにあるフレッドで代表を務められることはとても光栄です。私がアジア人初のCEOとして指名された理由としては、グループがアジアのマーケットへの敬意を重要視しているからだと思います」。(チャールズ・レオンCEO、以下コメント同)

東洋と西洋の両方の文化を理解していること、20年間にわたるジュエリー業界での経験など、任命にふさわしい理由はあるが、これはビジネス機会をアジアに見出しているフレッドの意志が感じられる人事でもある。「私が一人目ですが、今後より多くのアジア人エクゼクティブがさまざまなラグジュアリーブランドの代表になっていくと思いますよ」とレオン氏は語る。

香港出身のレオンCEOは、カルティエで中国語圏のリテール・ディレクターを務め、その後、LVMH傘下のショーメでインターナショナル・セールス・アンド・ディストリビューション部門を担当。香港中文大学を卒業後、仏ビジネススクール、エセック・ビジネススクールでMBAを取得しており、アジアとフランスの両文化やビジネスへの理解が深い。そして、チャールズ・レオン自身もブランドへの深い共感を感じている。

「大胆であり、時代を捉えているこのメゾンのDNAに感銘を受けてきました。フレッドのCEOとして、創業者フレッド・サミュエルの精神性を大切にしながら、メゾンを次の段階に引き上げられたらと思っています。現代にも通じるモダンラグジュアリーを体現しながら、フレンチ・リヴィエラのモダンジュエラーとしての認知を国際的に広げていきたいです」。

レオン氏がこちらに真っ直ぐに向ける真摯な眼差しや、ポジティブで前向きな姿勢、社交性は、創業者のフレッド・サミュエル本人もそんな人物であったのではないかと想像させる。



28歳でパリにブランドを築き、比類ない勇気や広大な知識を持っていたというフレッド・サミュエル。彼が掲げた「モダン ジュエラー クリエイター」というミッションは、いまもレオンCEOが仕事上のガイドとしているものだ。

そうした人間的な魅力にあふれ、多くの社交界の名士とつながりがあったフレッド・サミュエルは多くの伝説的ジュエリーを生み出した。いまも愛されつづけるジュエリーの中で今年復刻されたのは、1960年代に誕生したジュエリー「オンブル フェリーヌ」だ。

しなやかに交差するレオパードの前足。動物の一部を誇張することで、全体を想像させるこのデザインで、フレッドはモダンジュエラーとしてのイメージを築き上げた。復刻コレクションは、艶めく黒の背景にホワイトダイヤモンドをあしらった「ブラックラッカー」、イエローゴールドにダイヤモンドが敷き詰められた「フルパヴェダイヤモンド」、そして敷き詰められたホワイトダイヤモンドに贅沢にブラックスピネルをあしらった「ブラックスピネル」の、3種10アイテムのバリエーションで、光と闇の洗練された融合が影のタトゥのように指に刻まれる。この復刻にはいま再びフレッドのDNAを伝えたいとフレッドの想いがある。
 


そして「オンブル フェリーヌ」がフレッドにとって重要なジュエリーである理由の一つは、モナコ公国の故グレース・ケリー公妃が愛したリングとしても知られ、双方の友情の証となっていることだ。



1976年フレッドがモナコ公国に初のブティックをオープンした際、故グレース・ケリー王妃はこのリングをつけて、オープニングのリボンを切り、「私はこのリングが大好きで、常に肌身離さず身に付けています」と語ったことで知られている。このコレクションは、フレッド・サミュエルの孫でフレッドの現アーティスティック・ディレクターであるヴァレリー・サミュエル氏とモナコ公国との深い絆にもつながっている。

時代と海を越え、日本では、フレッド・サミュエルの長男が、愛妻のためにヨットケーブルを金具で留めてブレスレットをつくったことから生まれたというブランドを象徴するコレクション「フォース10」が知られている。

セーリング用語では帆があげられないほどの強い風のレベルを意味する「フォース10」は、セーリングのイメージからくるスポーティさを併せ持ち、ビジネスエクゼクティブにも受けているアイテムだ。



チャールズ・レオンCEO本人も右手に色の異なる3本のフォース10を巻く。スーツに合わせるその姿は実にエレガントだ。現在、日本では若いアスリートとともに、フォース10の魅力をミレニアム世代やジェネレーションZにも広げているフレッド。ジュエリーを日常に取り入れる方法をレオンCEOはこう語る。

「ジュエリーは装飾だけでなく、人生の節目や成功への報酬など意味を持たせられるものです。スタイリッシュなブレスレットは、時計とともにつけられる間違いがないオプション。シンプルなゴールドブレスレットから始め、ビジネス以外の機会にもあうような色を検討していくとよいでしょう」。

昨年12月には銀座晴海通り路面店を移転オープンしたほか、今年は心斎橋店のリニューアルを含め、北京、上海、台北、シドニーへ5店舗のブティックをオープンをするなど、意欲的にビジネスを広げるフレッド。若きCEOの目に映るラグジュアリージュエリーの未来は明るい。「ジュエリーはアートのひとつの形として認識され始めた」と語る。

男性にとっても女性にとっても、ジュエリーはアートのように個性やその人のスタイルを表現するものであり、フレッドは、より若い世代にもその文化を広めるための重要な役割を担う。

「ジュエリーは人生の重要な瞬間もささやかなときも、日々の喜びを輝かせてくれます。結婚指輪だけでなく、若い人は人生の早い時期に始めのジュエリーを手にして欲しいと思います。人生の大切な瞬間を、フレッドのジュエリーとともに喜びを刻んで欲しいです」。

京都・高台寺でフレッドの世界観と新作を含んだジュエリーの数々を体感する特別イベントを開催。
フォーブス読者もフレッドの世界観を堪能。



1960年代に誕生した伝説のジュエリー「オンブル フェリーヌ」の復刻を記念し、今秋、京都「レストランひらまつ高台寺」でイベントが開催された。約2000坪の広大な敷地を有する、明治の両替商の元邸宅の会場では、広い庭園を背景に新作の「オンブル フェリーヌ」、「フォース10」、「8°0(エイト デグリー ゼロ)」のコレクションが展示され、VIP顧客とともに抽選で選ばれたフォーブス ジャパンの読者がフレッドの世界観を堪能した。





フレンチリヴィエラをテーマに、太陽の光や海などの自然に多くインスピレーションを受けてきたフレッドには、残秋の緑にもよく合う。スタイリッシュな店内でみるのとは違うジュエリーの輝きは、ゲストにフレッドの新たな魅力を見せた。



料亭の個室では、この日は特別に取り寄せられたハイジュエリーも披露。ホワイトゴールドにダイヤモンドを敷き詰めたジュエリーは華奢でありながら、有機的なフォルムの美しさがモダンさを演出する。「Blanche(白)」「La Belle et la Bête(美女と野獣)」「Au Fil de L’Eau(水面)」の3つのコレクションが、室内に溢れんばかりの光を反射させた。



場所を移し、ダイニングでは八坂の塔を望む東山の街並みを背景に、芸妓と三味線によるパフォーマンスが披露され、チャールズ・レオンCEOからの挨拶を皮切りに会食が始められた。当日用意されたのは、フレッドのアイデンティティである南仏地中海をイメージした田篭彬シェフによる特別メニュー。



プロヴァンス風の前菜や和歌山のクエを用いたブイヤベースなど、日本の素材を用いた独創的なフレンチが披露され、会場は和やかな雰囲気に満たされた。フレッドのフレンチリヴィエラの精神と日本との融合を感じられる、またとない一夜となった。

Promoted by FRED / text by Mariko Kojima

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