「当時はまだ6歳だったので、仕事をしている感覚はなくて。人から注目してもらえる環境や現場に行くことが好きで、本当に興味本位でやっているに過ぎなかったです。ただ、有難いことにスチールモデル以外にもテレビCMの仕事や、テレビショーへの出演の機会もいただけて、それから楽しさを感じ、“これを仕事にしたい”と思うようになりました」
本人曰く、自分の活動が“趣味”から“仕事”へ切り替わったタイミングは、エレン・デジェネレスが司会を務めるトーク番組「The Ellen DeGeneres Show」に出演したときだという。番組を観てくれている人の数、番組制作に関わっている人の数──その規模の多さに、今までに感じたことのない喜びを感じ、そこで「これが自分の人生を通してやるべき仕事だ、と強く感じた」とあんなは話す。
子どもの頃から「日本の文化」が好きだった
日本で活躍した後、グローバルに打って出ていくタレントの例はよく聞くが、アメリカで活躍した後に日本での活動を志す人は少ない。アメリカで9年ほどキャリアを積んだ後に、なぜあんなは日本で本格的に活動をスタートさせたのか。
「子どもの頃から、日本の文化がとにかく大好きで。ロサンゼルスに住んでいながら、家のテレビで観るのは日本のドラマ、バラエティ、アニメ。また漫画もたくさん読みましたし、日本舞踊の教室にも通っていました。ずっと日本のカルチャーが好きだったので、いつかは日本で仕事がしたい。そう思っていました」
将来の夢はフジテレビ系列で放送されていたバラエティ番組『SMAP×SMAP』のコーナー「BISTRO SMAP」に出演することだったという。「出演したらオーダーする料理も決めていました」と話すあんなだったが、同番組は2016年12月に終了。残念ながら夢を叶えることはできなかったが、それでは日本に対する思いは変わらなかった。
とはいえ、まだ15歳。環境を変えることに対して恐怖はなかったのか──。
「恐怖がないと言ったら嘘になるかもしれません。ただ、小さい頃からいろんな環境を経験してきていますし、両親もサポートしてくれる。それに友達も『がんばって』と応援してくれるんです。どちらかと言えば、楽しみという思いの方が強かったですね」
本人が“憧れの女性”として挙げたのは、ローラ、北川景子など、モデルや女優としてマルチに活躍するタレントたち。
「今はモデルの仕事がメインですが、将来は女優として映画やドラマにも出演したい。マルチに幅広く活躍できるタレントになりたいと思っているので、すでに日本でマルチに活躍されている方々は私の憧れです」