ジェネレーションZは無料の社食があることを喜ぶかもしれないが、この世代をつなぎ留めておく上では、こうした福利厚生よりも大事なのが、手堅い給与だ。私はこれを理由に、企業経営者に対しては管理職にジェネレーションZの各従業員と会話させ、相手にとって一番大事なものは何かを理解させるよう奨励することを指示している。最近の調査によると、この世代が特に大切にしているものは仕事や学業での達成感だ。また、1週間に1日在宅勤務を必要としている人もいるかもしれない。この世代独自のニーズを理解すること。
全体として、ジェネレーションZはミレニアル世代とは大きく異なる。テクノロジーを享受し、成長志向で、目的意識を大切にする一方、人間的なつながりや仕事の安定を求める気持ちははるかに大きい。つまり、転職を繰り返すジョブホッパーにはならないということだ。ただ、相手の価値観を聞き、それをきちんと提供することは必要だ。
今すぐに時間を取り、この新世代の従業員をサポートできるよう、自分の管理スタイルを改善しよう。正しいスタートを切れれば、ジェネレーションZは熱心に仕事に取り組むことを約束してくれるだろう。