残念ながら、ミレニアル世代のあなたも今や、自分が大人になったことを真の意味で受け入れるべき時にある。そしてそれは、職場に新たな世代を迎えることを意味する。その新世代とは、ジェネレーションZ(Z世代)だ。
ジェネレーションZは2000年以降に生まれた人々のことで、今まさに社会人の仲間入りを果たし始めている。この世代はミレニアル世代よりもさらにテクノロジーに精通し、より高い期待を持っている一方、前世代とは異なるものを強く求めている。それは職の安定だ。
無理もない。この世代の多くは、兄や姉が学生ローンに押しつぶされ、不況時に仕事を見つけられずにいる状況を見てきた。そのトラウマは深刻だ。
あなたが部下をどう管理するかは、仕事に対する相手の安心感に直接関係してくる。ここでは、労働力の次なる波であるジェネレーションZをうまく管理するために考えるべき3つのことを紹介する。
1. 出世や役職以外の貢献の仕方を提供する
ジェネレーションZは、役職を気にする世代ではないということが分かっている。企業の出世の階段を登ることにあまり興味がなく、その代わりに企業の成長と成功を支援することにより強い関心を持っているのだ。役職に関して先走りし過ぎてはいけないが、この世代は責任やリーダー性を果たすことを強く求める成長志向の人だということを理解しておくこと。
ジェネレーションZが若手従業員として成長する間に、プロジェクトのアイデアから実現まで全てに責任を持たせる機会を与えること。持っているアイデアを共有させ、職場でのスキルセットを構築させつつ、企業のメリットになるような方法でその創造力を活用しよう。
また、従来の仕事の役割や作業の型にもとらわれないようにすること。ジェネレーションZの75%は、1つの職場で複数の役割をこなせる機会に興味を持っているとされる。
2. さまざまなコミュニケーション方法を与える
ジェネレーションZは画面を見ることに多くの時間を費やして育った世代だが、対面でのつながりもそれと同じくらい強く欲している。難しいかもしれないが、画面に向かう時間と実際に人と直接つながる時間のバランスを取ることが、この世代のエンゲージメントと満足度を維持するコツだ。