カサリナが設立したスクエアスペースは、ポッドキャストを軸にプロモーションを行っている。「当社の場合は常に、ブランドと親和性の高い人々をプロモーションに起用している。スクエアスペースを自分でも気に入ってくれている人に、プロダクトの告知を頼んでいる」と彼は話した。
昨年は数百万ドルをプロモーション動画の製作に注いだ結果、大失敗に終わった音楽フェスティバル「Fyre Festival」が注目を集めたが、シャッターストックは今年、このフェスの宣伝動画と同じものを、同社のストックを使えば3000ドルで作れるというバイラルキャンペーンを実施した。そしてその動画は、瞬く間にインスタグラムで拡散した。
「バイラルのパワーをうまく使えば、想像を上回る成果を収められる。マーケティングの世界は昔とは全く異なるものになった。大事なのは人々のパワーなんだ。インフルエンサーこそが、企業が届けたいメッセージを届けてくれる」とオリンガーは話した。「そろそろ、目を覚ますべき時がやってきた」